Sheets

プレビュー版に参加しましょう!

Sheets は現在、プレビュー版としてご利用いただけます。このプレビュー版に参加するには、Datadog のメトリクス、ログ、または RUM データを、これまで Excel や Google Sheets などのスプレッドシートで使用していた既存のユースケースが必要です。この機能にご興味がある場合は、フォームにご記入いただき、アクセスリクエストを行ってください。

Request Access

概要

Sheets は、Datadog データを用いてスプレッドシートを作成できるツールで、技術的な専門知識を必要とせずに複雑な分析やレポート作成を行うことができます。これにより、チームは Datadog データ上で、ルックアップ、ピボットテーブル、計算など慣れ親しんだスプレッドシート機能を活用でき、データをエクスポートして陳腐化した他のツールを使用する必要がなくなります。

Sheets を使えば、ログ、RUM (Real User Monitoring)、およびクラウドコスト監視から取得したデータを、使い慣れたスプレッドシートインターフェイス内で操作・変換・分析することが可能です。

テーブルを作成する

はじめに、Sheets から新規にクエリを作成するか、ログエクスプローラー、RUM エクスプローラー、またはメトリクスエクスプローラーからクエリを転送して、データのテーブルを作成します。

Sheets で新しいテーブルを追加する

Sheets からテーブルを作成するためのモーダル。Logs クエリ (status:error) が表示されている様子
  1. Datadog Sheets ページで、New Spreadsheet をクリックします。
  2. Add Data をクリックします。
  3. Data source を選択し、フィルタリングパラメーターを追加してクエリの作成を開始します。
  4. 表示したい列を選択し、結果として生成されるテーブルをプレビューします。
  5. Create Table をクリックします。

クエリをスプレッドシートに転送する

  1. 対応製品 (Log Explorer など) のページで、分析したいデータのクエリを作成します。例えば、status:error を持つログのみをフィルタリングします。
  2. Open in Sheets をクリックします。テーブルを作成できる製品ページのリストについては、サポートされるデータソースセクションを参照してください。
  3. New Spreadsheet を作成するか、このデータテーブルを Existing Spreadsheet (既存のスプレッドシート) に追加できます。
  4. Save and Open をクリックします。

計算列

計算列を使用すると、数式を追加したり、ログメッセージをパースしたり、ビジネスロジックをデータに付与したりできます。これらの計算列は、後で作成するピボットテーブルでも使用可能です。

テーブルの最も右側にある列ヘッダーから Plus アイコンをクリックし、Add calculated column を選択します。関数を入力すると、その構文と説明が表示されます。サポートされている関数の一覧については、関数と演算子を参照してください。

Plus アイコンを使用して追加された計算列と、例としての IFS 関数の表示

Lookup 機能

Lookup 機能を使用すると、既存のデータにさらなるコンテキストを追加できます。ページ上部で Add Lookup をクリックすると、別のテーブルやデータソース (Reference Tables など) から列を追加できます。Lookup は、Excel や Google Sheets の left join や vlookup のように、共通の列でレコードを照合し、既存の Sheets テーブルに追加の列データを付加します。

Lookup の例。Reference Table をソースとして、ユーザーのチームメタデータを追加する様子

例えば、RUM データのテーブルにユーザーのメールアドレスが含まれている場合、そのユーザーが所属するチームを知りたいとします。Lookup を追加して、テーブル内のユーザーメールアドレス列と Reference Table 内のワークメール列を比較します。Lookup は Reference Table からチーム情報を取得し、新たな列としてスプレッドシートに追加します。

ピボットテーブル

スプレッドシートにテーブルを追加した後は、ピボットテーブルを使用して生データを分析し、コンテキストを付与できます。ピボットテーブルは、大量のデータを要約・整理してカスタマイズ可能なテーブルを生成するのに役立ちます。これにより、パターンやトレンドを見つけやすくなり、比較も容易になります。例えば、エラーログが 100 行あるテーブルがある場合、ピボットテーブルを使えば、そのデータをメソッドや地域別などで集計する要約テーブルに再構成できます。ピボットテーブルを作成するには

  1. すでにテーブルデータがあるスプレッドシートから、Add Pivot Table をクリックします。
  2. Rows セクションで、分析したい次元 (例えばログのステータス) を選択します。
  3. Calculations セクションで、合計、平均、カウント、最小値、最大値などの計算に使用する次元を選択します。

サポートされるデータソース

以下のデータソースから取得したデータでテーブルを作成し、分析を行うことができます。

Data Source製品ページ
LogsLogs Explorer
Real User MonitoringRUM Explorer
クラウドコストMetrics Explorer
: Cloud Cost データソースを選択する必要があります。

参考資料

お役に立つドキュメント、リンクや記事: