ダッシュボードのバージョン履歴

概要

バージョン履歴は、ダッシュボードに加えられた変更を自動的に追跡し、以前のバージョンを保存してくれるため、誰が何を変更したのかを正確に確認することができます。以前のバージョンを確認したり、ダッシュボードを保存済みのバージョンに復元したり、任意のバージョンを複製して新しいダッシュボードを作成したりすることができます。

前提条件

デフォルトでは、すべてのダッシュボードで 30 日分のバージョン履歴が保持されます。以前のバージョンを見るには、過去 30 日以内に編集が行われている必要があります。

監査証跡を有効にすると、バージョン履歴が 30 日から 90 日に延長されます。監査証跡を有効にした後は、既存のすべてのダッシュボードで、30 ~ 90 日前の間に行われたすべての編集を見ることができます。

バージョンの確認

個々のダッシュボードから、ページ右上の Configure をクリックし、Version History を選択します。保持期間内に編集がない場合、バージョン履歴は無効になります。

ダッシュボードの Configure Actions メニューで、バージョン履歴オプションを無効にした様子

Version History サイドパネルでは、各バージョンごとに以下の情報を確認できます。

  • 変更を行った Datadog ユーザー
  • 変更日時
  • 変更の概要と、前のバージョンと比べた詳細な変更内容の説明

バージョンのプレビュー

Version History サイドパネルから任意のバージョンをクリックすると、ダッシュボードをそのバージョンに復元した場合にどのように見えるかをプレビューすることができます。任意のバージョン上でクリックすると、変更箇所までスクロールされ、変更されたウィジェットやセルがハイライト表示されます。

: 任意のバージョンをクリックしてプレビューしても、そのバージョンに復元するという選択を自ら行わない限り、変更内容は一切保存されず、他のユーザーに表示される内容にも影響を及ぼしません。

バージョンの復元

ダッシュボードを以前のバージョンに復元するには、2 つの方法があります。

Version History side panel shows past dashboard versions and ways to restore them.
  • Version History サイドパネルから復元するバージョンを決め、ユーザープロファイルの右側にあるケバブメニューをクリックし、Restore this version を選択します。
  • Version History サイドパネルが開いた際に、ページ上部に Restore this version ボタンが表示されます。

バージョンを復元すると、すべてのユーザーを対象にダッシュボードがそのバージョンにアップデートされ、バージョン履歴には復元を示す新しいエントリが追加されます。これによって変更履歴が上書きされることはなく、引き続き保持期間内の任意のバージョンのプレビューと復元が可能です。

バージョンの複製

現在のダッシュボードを変更せずに、以前のバージョンのコピーを作成したい場合は、バージョン履歴内の任意のバージョンからクローンを作成することができます。Version History サイドパネルからコピーしたいバージョンを決め、ユーザープロファイルの右側にあるケバブメニューをクリックして、Clone を選択します。

バージョン履歴の保持

保持期間
監査証跡が無効な場合30 日
監査証跡が有効な場合90 日

参考資料