概要
Datadog Fleet Automation を使用すると、変化する可観測性のニーズに対応するため、Datadog Agent を大規模に一元管理し、リモートで管理することができます。
Fleet Automation プラットフォームを使用すると、以下のことが可能です。
- Agent や Agent インテグレーションの構成を確認し、デプロイ変更をチェックして構成の一貫性を確保できます。
- 組織内からフレアを送信し、 Agent 上の問題のデバッグ時間を短縮できます。
- 古い Agent バージョンを特定することで、 Agent 群が最新の機能強化を利用していることを確認できます。
- API キーのローテーションを支援し、特定のキーを使用している Agent やその数を把握することで、古いキーを影響なく無効にできます。
Fleet Automation ページを使用して、監視されていないホストやアップデートが必要な Agent 、またはインテグレーションの問題がある Agent を確認できます。各 Agent に対して以下の情報を確認可能です。
- Agent のバージョン
- 未構成または誤構成のインテグレーションがあるかどうか
- Agent が監視しているサービス
- Agent の Remote Configuration ステータス
- Agent で有効になっている製品
Agent を選択すると、その構成、接続されているインテグレーション、リモートフレアを送信できるサポートタブなど、詳細な情報が表示されます。
Fleet Automation の構成
Fleet Automation は、 Datadog のいくつかの機能を含んでおり、 Agent バージョン 7.49/6.49 以降ではすべて自動で有効になります。すべての機能にアクセスするには、 Agent をバージョン 7.49/6.49 以降にアップグレードしてください。
古い Agent を使用している場合でも、以下の Datadog 機能を個別に有効にできることがあります。
- Remote Configuration: 対応する Agent バージョンと構成手順の詳細は、Remote Configuration を有効にするを参照してください。
- Agent 構成: Agent 構成タブを有効にするには、 Agent バージョン 7.39/6.39 以降が必要です。 Agent バージョン 7.47.0/6.47.0 以降ではデフォルトで有効になっています。手動で Agent 構成を有効にするには、 Agent コンフィギュレーションファイル内の
inventories_configuration_enabled
を true
に設定するか、環境変数 DD_INVENTORIES_CONFIGURATION_ENABLED
を使用してください。 - Agent インテグレーション構成: Agent バージョン 7.49/6.49 以降ではデフォルトで有効になっています。手動で Agent インテグレーション構成を有効にするには、Agent コンフィギュレーションファイル内の
inventories_checks_configuration_enabled
を true
に設定するか、環境変数 DD_INVENTORIES_CHECKS_CONFIGURATION_ENABLED
を使用してください。
Datadog では、常に最新の機能にアクセスできるよう、定期的な Agent のアップグレードを推奨しています。
リモートフレアを送信
フレアを送信する前に、選択した Agent で Remote Configuration が有効になっていることを確認してください。
To send a remote flare:
- From the Fleet Automation page, select an Agent that requires support.
- Click Support.
- Click Send Support Ticket.
- Provide an existing Zendesk support ticket number. If you don’t provide a ticket number, one is created on your behalf.
- Enable Debug mode to allow Datadog support staff to troubleshoot your issue faster. The log level is reset to its previous configuration after you send the flare.
- If you are troubleshooting your application, enable application tracer level logs to be included in the flare.
- Click Send Ticket.
Fleet Automation へのアクセスを制御
Fleet Automation は Datadog 組織内の全ユーザーが利用可能です。特定の機能へのアクセス制御を行うことができます。
アクセス許可 | 説明 |
---|
API keys read | API キーによって、 Agent の表示や検索ができるユーザーを制限します。 |
Agent flare collection | リモートでフレアを送信できるユーザーを制限します。 |
ロールと権限のセットアップ方法については、 アクセス制御を参照してください。
その他の参考資料