ASM の機能

Node.js ライブラリでは、指定されたトレーサーのバージョンで、以下の ASM 機能がサポートされています。

ASM の機能NodeJS トレーサーの最小バージョン
Threat Detection3.13.1
Threat Protection3.19.0
オープンソースソフトウェア (OSS) の脆弱性管理NodeJS 12+ の場合は 2.23.0、NodeJS 14+ の場合は 3.10.0
コードレベルの脆弱性管理 (ベータ版)NodeJS 12+ の場合は 2.32.0、NodeJS 14+ の場合は 3.19.0

Node.js でサポートされるすべての ASM 機能を得るためのトレーサーの最小バージョンは 3.19.0 です。

:

  • Threat Protection では、リモート構成を有効にする必要があり、これは記載のトレーサーの最小バージョンに含まれています。

サポートされるデプロイメントタイプ

タイプ脅威検知のサポートOSSの脆弱性管理のサポート
Docker
Kubernetes
AWS ECS
AWS Fargate
AWS Lambdabeta

言語とフレームワークの互換性

Node.js のバージョンサポート

Node.js プロジェクトが LTS のメジャーリリースラインのサポートを終了すると (End of Life になると)、次のメジャーバージョンの dd-trace でそのサポートが停止されます。 dd-trace ライブラリの最後のメジャーサポートリリースラインは、メンテナンスモードベースで、少なくともあと 1 年間はその EOL バージョンの Node.js をサポートします。

いくつかの問題は dd-trace で解決できず、代わりに Node.js で解決しなければなりません。このような場合、問題のある Node.js のリリースが EOL であれば、EOL ではない別のリリースに移行しなければ問題を解決することは不可能です。 Datadog は、LTS でない Node.js のメジャーリリースライン (奇数バージョン) に対する特定のサポートを提供するために、dd-trace の新しいリリースを作成することはありません。

最高のサポートレベルを得るためには、常に最新の LTS リリースの Node.js と、最新のメジャーバージョンの dd-trace を実行します。Node.js のどのリリースラインを使用する場合でも、最新のセキュリティ修正を確実に行うために、そのリリースラインの最新バージョンの Node.js を使用します。

Node.js のリリースについては、Node.js の公式ドキュメントを参照してください。

オペレーティングシステム対応

以下のオペレーティングシステムが dd-trace によって公式にサポートされています。リストにないオペレーティングシステムも動作する可能性はありますが、例えば ASM やプロファイリング、ランタイムメトリクスなど、いくつかの機能が欠けています。一般的には、メジャーバージョンの最初のリリース時に活発にメンテナンスされているオペレーティングシステムがサポートされます。

dd-trace バージョンオペレーティングシステムアーキテクチャ最小バージョン
3.xLinux (glibc)arm64、x64CentOS 7、Debian 9、RHEL 7、Ubuntu 14.04
Linux (musl)arm64、x64Alpine 3.13
macOSarm64、x64Catalina (10.15)
Windowsx64Windows 8.1、Windows Server 2012
2.xLinux (glibc)arm64、x64CentOS 7、Debian 9、RHEL 7、Ubuntu 14.04
Linux (musl)arm64、x64Alpine 3.10
macOSarm64、x64Yosemite (10.10)
Windowsx64Windows 8.1、Windows Server 2012

Web フレームワークの互換性

  • 攻撃元の HTTP リクエストの詳細
  • HTTP リクエスト用のタグ (ステータスコード、メソッドなど)
  • アプリケーション内の攻撃フローを確認するための分散トレーシング
ASM の機能に関する備考
  • Vulnerability Management for OSS はすべてのフレームワークでサポートされています
  • お使いのフレームワークが以下にリストされていない場合でも、Vulnerability Management for Code は Weak Cipher、Weak Hashing、Insecure Cookie、Cookie without HttpOnly Flag、Cookie without SameSite Flag の脆弱性は検知します。
フレームワークバージョン脅威検知のサポートの有無脅威保護のサポートの有無コードレベルの脆弱性管理のサポートの有無
express>=4
サポートされていない機能または Node.js フレームワークのサポート追加を希望される場合は、お知らせください!この短いフォームに必要事項を記入して、詳細を送信してください。

ネットワーキングフレームワークの互換性

ネットワーキングのトレーシングでは以下の確認が可能です

  • アプリケーションの分散トレーシング
  • リクエストベースのブロッキング
ASM の機能に関する備考
  • Vulnerability Management for OSS はすべてのフレームワークでサポートされています
フレームワーク脅威検知のサポートの有無脅威保護のサポートの有無コードレベルの脆弱性管理のサポートの有無
http
https
ご希望のフレームワークが掲載されていない場合は、お知らせください!この短いフォームに必要事項を記入して、詳細を送信してください。

データストアの互換性

データストアのトレーシングでは以下の確認が可能です

  • リクエストの応答タイミング
  • クエリ情報 (サニタイジングされたクエリ文字列など)
  • エラーとスタックトレースの取得
ASM の機能に関する備考
  • Vulnerability Management for OSS はすべてのフレームワークでサポートされています
  • 脅威保護 は HTTP リクエスト (input) レイヤーでも機能するため、下表に掲載されていなくても、デフォルトですべてのデータベースで機能します。
フレームワークバージョン脅威検知のサポートの有無脅威保護のサポートの有無コードレベルの脆弱性管理のサポートの有無
cassandra-driver3 以降
couchbase2.4.2 以降
elasticsearch10 以降
ioredis2 以降
knex0.8 以降
mariadb3 以降
memcached2.2 以降
mongodb-core2 以降
mysql2 以降
mysql21 以降
oracledb>=5
pg4 以降
redis0.12 以降
sharedb1 以降
tedious1 以降
sequelize4 以降