ASM の機能

Java ライブラリでは、指定されたトレーサーのバージョンで、以下の ASM 機能がサポートされています。

ASM の機能Java トレーサーの最小バージョン
Threat Detection1.8.0
Threat Protection1.9.0
オープンソースソフトウェア (OSS) の脆弱性管理1.1.4
コードレベルの脆弱性管理 (ベータ版)1.15.0

Java でサポートされるすべての ASM 機能を得るためのトレーサーの最小バージョンは 1.15.0 です。

: Threat Protection では、リモート構成を有効にする必要があり、これは記載のトレーサーの最小バージョンに含まれています。

サポートされるデプロイメントタイプ

タイプThreat Detection のサポートOSS の脆弱性管理のサポート
Docker
Kubernetes
AWS ECS
AWS Fargate
AWS Lambda
Azure App Service

: Azure App Service は Web アプリケーションでのみサポートされています。ASM は Azure Functions をサポートしていません。

言語とフレームワークの互換性

サポートされている Java バージョン

Java トレーサーは、次の Oracle JDK および OpenJDK の JVM ランタイムの自動インスツルメンテーションをサポートします。

JVM バージョンオペレーティングシステムサポートレベルトレーサーバージョン
8〜17Windows (x86-64)
Linux (glibc、musl) (arm64、x86-64)
MacOS (arm64、x86-64)
サポート最新

Datadog は、Java の早期アクセスバージョンを公式にサポートしていません。

Web フレームワークの互換性

  • 攻撃元の HTTP リクエストの詳細
  • HTTP リクエスト用のタグ (ステータスコード、メソッドなど)
  • アプリケーション内の攻撃フローを確認するための分散型トレーシング
ASM の機能に関する備考
  • Vulnerability Management for OSS はすべてのフレームワークでサポートされています
  • Vulnerability Management for Code-level がご利用のフレームワークをサポートしていない場合でも、Weak Cipher、Weak Hashing、Insecure Cookie、Cookie without HttpOnly Flag、Cookie without SameSite Flag の脆弱性は検知します。
フレームワークバージョンThreat Detection のサポートの有無Threat Detection のサポートの有無Vulnerability Management for Code-level のサポートの有無
Grizzly2.0+
Glassfish
Java Servlet2.3+、3.0+
Jetty7.0-9.x, 10.x
Spring Boot1.5
Spring Web (MVC)4.0+
Spring WebFlux5.0+
Tomcat5.5+
Vert.x3.4-3.9.x

注: 多くのアプリケーションサーバーは Servlet 互換でそのインスツルメンテーションによって自動的にカバーされます (Websphere、Weblogic、JBoss)。また、Spring Boot (バージョン 3) のようなフレームワークは、通常、Tomcat、Jetty、Netty など、サポートされた組み込みアプリケーションサーバーを使うため、本質的に機能します。

ご希望のフレームワークが掲載されていない場合は、お知らせください!この短いフォームに必要事項を記入して、詳細を送信してください。

ネットワーキングフレームワークの互換性

dd-java-agent には、次のネットワーキングフレームワークの自動トレースのサポートが含まれます。

ネットワーキングのトレーシングでは以下の確認が可能です

  • アプリケーションの分散トレーシング
  • リクエストベースのブロッキング
ASM の機能に関する備考
  • Vulnerability Management for OSS はすべてのフレームワークでサポートされています
  • Vulnerability Management for Code-level がご利用のフレームワークをサポートしていない場合でも、Weak Cipher、Weak Hashing、Insecure Cookie、Cookie without HttpOnly Flag、Cookie without SameSite Flag の脆弱性は検知されます。
フレームワークバージョンThreat Detection のサポートの有無Threat Detection のサポートの有無Vulnerability Management for Code-level のサポートの有無
Apache HTTP クライアント4.0+
gRPC1.5+
HttpURLConnectionすべて
Jax RS クライアント2.0+
Jersey サーバー1.9-2.29
Netty HTTP サーバー3.8+
RESTEasy3.0.x
Spring SessionAwareMessageListener3.1+
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データストアの互換性

dd-java-agent には、次のデータベースフレームワーク/ドライバーの自動トレースのサポートが含まれます。

データストアのトレーシングでは以下の確認が可能です

  • リクエストの応答タイミング
  • クエリ情報 (サニタイジングされたクエリ文字列など)
  • エラーとスタックトレースの取得
ASM の機能に関する備考
  • Vulnerability Management for OSS はすべてのフレームワークでサポートされています
  • Threat Protection は HTTP リクエスト (input) レイヤーでも機能するため、下表に掲載されていなくても、デフォルトですべてのデータベースで機能します。
  • ご利用のフレームワークが下記でサポートされていない場合、Vulnerability Management for Code-level は SQL インジェクションの脆弱性を検知しませんが、こちらに挙げられている残りの脆弱性タイプは依然として検知します。
データベースバージョンThreat Detection のサポートの有無Vulnerability Management for Code-level のサポートの有無
Aerospike4.0+
Couchbase2.0+
JDBCN/A
MongoDB3.0-4.0+

dd-java-agent は、次を含む一般的な Threat Detection のための JDBC ドライバーとも互換性があります:

  • Apache Derby
  • Firebird SQL
  • H2 データベースエンジン
  • HSQLDB
  • IBM DB2
  • MariaDB
  • MSSQL (Microsoft SQL Server)
  • MySQL
  • Oracle
  • Postgres SQL
  • ScalikeJDBC
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