ASM の機能

Go ライブラリでは、指定されたトレーサーのバージョンで、以下の ASM 機能がサポートされています。

ASM の機能Go トレーサーの最小バージョン
Threat Detection1.47.0
Threat Protection1.50.0
Vulnerability Management for Open Source Software (OSS)1.49.0
Vulnerability Management for Code-level (ベータ版)非対応

Go でサポートされるすべての ASM 機能を得るためのトレーサーの最小バージョンは 1.50.0 です。

: Threat Protection では、リモート構成を有効にする必要があり、これは記載のトレーサーの最小バージョンに含まれています。

サポートされるデプロイメントタイプ

タイプThreat Detection のサポートOSS の脆弱性管理のサポート
Docker
Kubernetes
AWS ECS
AWS Fargate
AWS Lambda

言語とフレームワークの互換性

サポートされている Go バージョン

Go Datadog Trace ライブラリはオープンソースです。詳細については、GitHub リポジトリをご覧ください。

Go Datadog トレースライブラリは、Go のバージョンに対してバージョンサポートポリシーが定義されています。Go の 2 つの最新リリースは完全にサポートされ、3 つ目の最新リリースはメンテナンス中と見なされています。古いバージョンも機能する可能性はありますが、デフォルトではサポートは提供されません。特別なリクエストは、サポートに連絡してください。

Datadog Agent v5.21.1+ を実行している必要があります

インテグレーション

Web フレームワークの互換性

  • 攻撃元の HTTP リクエストの詳細
  • HTTP リクエスト用のタグ (ステータスコード、メソッドなど)
  • アプリケーション内の攻撃フローを確認するための分散型トレーシング
ASM の機能に関する備考
  • Vulnerability Management for Code-level はサポートされていません
フレームワークThreat Detection のサポートの有無Threat Detection のサポートの有無
Gin
Gorilla Mux
echo v4
echo v3

ネットワーキングフレームワークの互換性

ネットワーキングのトレーシングでは以下の確認が可能です

  • アプリケーションの分散型トレーシング
  • リクエストベースのブロッキング
ASM の機能に関する備考
  • Vulnerability Management for Code-level はサポートされていません
フレームワークThreat Detection のサポートの有無Threat Detection のサポートの有無
gRPC
chi
http
ご希望のフレームワークが掲載されていない場合は、お知らせください!この短いフォームに必要事項を記入して、詳細を送信してください。

データストアの互換性

データストアのトレーシングでは以下の確認が可能です

  • SQL 攻撃の検知
  • クエリ情報 (サニタイジングされたクエリ文字列など)
  • エラーとスタックトレースの取得
ASM の機能に関する備考
  • Vulnerability Management for Code-level はサポートされていません
  • Threat Protection は HTTP リクエスト (input) レイヤーでも機能するため、下表に掲載されていなくても、デフォルトですべてのデータベースで機能します。
フレームワークThreat Detection のサポートの有無Threat Detection のサポートの有無
sql

CGO の有効化

ASM を有効にしてコードをコンパイルすることは、CGO を伴うため、以下が必要です。

  • ターゲット GOOSGOARCH 用の gcc コンパイラ。
  • C ライブラリのヘッダー。
  • CGO バインディングが有効であること。これは環境変数 CGO_ENABLED によって制御され、ネイティブコンパイル時にはデフォルトで有効になっています。

上記の要件をインストールするには

オペレーティングシステムコンソールコマンド
Debian、Ubuntu$ apt install gcc libc6-dev
Alpine$ apk add gcc musl-dev
RHEL、CentOS、Fedora$ yum install gcc glibc-devel
macOS$ xcode-select --install

: Go ツールチェーンは、クロスコンパイル時に CGO を無効にするので、CGO を明示的に有効にする必要があります。