ローカルタイムゾーンを考慮して異常検知モニターを更新する方法

Datadog のモニターは UTC 時間を使用しており、デフォルトではローカルタイムゾーンを追跡しません。システムの種類によっては、タイムゾーンで起きているローカルな活動によってデータが影響を受ける可能性があります。たとえば、昼休みにランチが急増し、この急増が予期せぬ異常として検出される可能性があります。ローカルな活動によって予期しない異常が発生する場合、ローカルタイムゾーンを考慮するように異常検知モニターを更新してください。

Agile または Robust 異常検知アルゴリズムを Weekly または Daily 季節性と共に使用する場合は、API と UI の両方でローカルタイムゾーンを考慮するように異常検知モニターを更新できます。

以下は、ローカルタイムゾーンを考慮した設定にする前のモニターの例です。

DST 追跡がオフ

以下は、サマータイムを考慮した場合のモニターの例です。

DST 追跡がオン

UI

UI でローカル タイムゾーンを考慮して異常検知モニターを更新するには、New monitor > Anomaly monitor に移動します。Set Alert Conditions セクションで Advanced パネルを開き、モニターの評価時にサマータイムを考慮するスイッチをオンにします。次に、タイムゾーン ドロップダウンで追跡したいタイムゾーンを選択します。

UI 上 の DST トグル オプション

API

  1. モニター API で更新リクエストを行うには、次の情報が必要です。
  2. anomalies() 関数呼び出しに timezone 引数を追加して、モニター クエリを更新版として作成します。たとえば、上記のクエリをニューヨークのローカル時間で評価するよう変更する場合、クエリは次のようになります。
    avg(last_4h):anomalies(avg:system.cpu.user{role:trace-cassandra} by {host}, 'basic', 2, direction='both', alert_window='last_15m', interval=60, count_default_zero='true', timezone='America/New_York') >= 1
    
  3. モニターの定義を更新するには、Edit a Monitor API を使用します。
    • Python、Ruby、cURL の例があります。
    • 既存の設定をオーバーライドしないように、ID とクエリのみをリクエストに含めます。名前、メッセージ、オプション、タグは必須ではありません。

その他の参考資料