Robust Intelligence AI Firewall

Supported OS Linux Windows Mac OS

インテグレーションバージョン1.0.0

概要

Robust Intelligence AI Firewall は、AI モデルを保護するレイヤーです。

AI Firewall は、ユーザーからの入力プロンプトを検査し、プロンプトインジェクションやプロンプト抽出、個人情報の検出を試みる悪意のあるペイロードをブロックします。また、LLM モデルの出力をスキャンし、誤情報や機密データ、有害なコンテンツが含まれていないことを確認します。組織の基準に合致しない応答はアプリケーションでブロックされます。

このインテグレーションは、Datadog Agent を通じて AI Firewall の結果を監視し、許可されたデータポイントやブロックされたデータポイントのメトリクス、各データポイントがブロックされた理由に関する洞察など、AI セキュリティ問題の可観測性をユーザーに提供します。

セットアップ

ホストで実行されている Agent 用にこのチェックをインストールおよび構成する場合は、以下の手順に従ってください。コンテナ環境の場合は、オートディスカバリーのインテグレーションテンプレートのガイドを参照してこの手順を行ってください。

インストール

Agent v7.21 / v6.21 以降の場合は、下記の手順に従い Robust Intelligence AI Firewall チェックをホストにインストールします。Docker Agent または上記バージョン以前の Agent でインストールする場合は、コミュニティインテグレーションの使用をご参照ください。

  1. 以下のコマンドを実行して、Agent インテグレーションをインストールします。

    datadog-agent integration install -t datadog-robust-intelligence-ai-firewall==1.0.0
    
  2. インテグレーションの構成は、コアのインテグレーションと同様に行ってください。このインテグレーション固有の手順については、以下の構成セクションを参照してください。

構成

  1. Robust Intelligence AI Firewall のパフォーマンスデータの収集を開始するには、Agent の構成ディレクトリのルートにある conf.d/ フォルダーの robust_intelligence_ai_firewall.d/conf.yaml ファイルを編集します。

    init_config:
    
    instances:
        ## @param metrics_endpoint - string - required
        ## The URL to Robust Intelligence AI Firewall 
        ## internal metrics per loaded plugin in Prometheus
        ## format.
        #
      - openmetrics_endpoint: http://localhost:8080/metrics
    

    使用可能なすべてのコンフィギュレーションオプションについては、サンプル robust_intelligence_ai_firewall.d/conf.yaml ファイルを参照してください。

  2. コンテナ化された環境で実行する AI Firewall のインテグレーションを構成するには、ポッドに以下のアノテーションを追加します。

    apiVersion: v1
    kind: Pod
    # (...)
    metadata:
      name: '<POD_NAME>'
      annotations:
        ad.datadoghq.com/<CONTAINER_IDENTIFIER>.checks: |
          {
            "robust_intelligence_ai_firewall": {
              "init_config": {},
              "instances": [
                {
                  "openmetrics_endpoint": "http://%%host%%:8080/metrics"
                }
              ]
            }
          }      
        # (...)
    
  3. Agent を再起動します

検証

Agent の status サブコマンドを実行し、Checks セクションで robust_intelligence_ai_firewall を探します。

収集データ

メトリクス

robust_intelligence_ai_firewall.firewall_requests.count
(count)
Number of times the firewall was called to validate request
robust_intelligence_ai_firewall.rule_evaluated.count
(count)
Number of times the rule was evaluated by firewall

サービスチェック

Robust Intelligence AI Firewall には、サービスのチェック機能は含まれません。

イベント

Robust Intelligence AI Firewall には、イベントは含まれません。

トラブルシューティング

ご不明な点は、Robust Intelligence サポートまでお問い合わせください。