概要
Network Time Protocol (NTP) インテグレーションはデフォルトで有効になっており、NTP サーバーとの時間オフセットを 15 分ごとに報告します。ローカル Agent の時間が Datadog サービスや監視対象の他のホストと 15 秒以上ずれていると、以下の問題が発生する可能性があります。
- 不正なアラートのトリガー
- メトリクスの遅延
- メトリクスのグラフの途切れ
デフォルトでは、Agent が実行されているクラウドプロバイダーがチェックにより検出され、可能な場合はそのクラウドプロバイダーのプライベート NTP サーバーが使用されます。クラウドプロバイダーが検出されない場合は、Agent で以下の NTP サーバーをデフォルトとします。
0.datadog.pool.ntp.org
1.datadog.pool.ntp.org
2.datadog.pool.ntp.org
3.datadog.pool.ntp.org
注: NTP リクエストはプロキシ設定に対応していません。
セットアップ
インストール
NTP チェックは Datadog Agent パッケージに含まれています。サーバーに追加でインストールする必要はありません。
構成
ホスト
Agent はデフォルトで NTP チェックを有効にします。チェックを自分で構成する場合は、Agent の構成ディレクトリのルートにある conf.d/
フォルダーで ntp.d/conf.yaml
ファイルを編集します。使用可能なすべての構成オプションについては、サンプル ntp.d/conf.yaml を参照してください。
ローカルサーバーの時刻が Datadog NTP サーバーに照らし許容範囲であることを Agent が確認できるように、ポート 123
を経由する外行き UDP トラフィックは許可されなければなりません。
注: Datadog-NTP チェックのコンフィギュレーションファイルを編集する場合は、 Agent を再起動して構成の変更を有効にします。
コンテナ化
コンテナ化環境の場合は、以下のパラメーターを適用する手順について、オートディスカバリーの構成に関するドキュメントを参照してください。利用可能なすべての構成オプションについては、サンプル ntp.d/conf.yaml を参照してください。
メトリクスの収集
パラメーター | 値 |
---|
<INTEGRATION_NAME> | ["ntp"] |
<INIT_CONFIG> | [{}] |
<INSTANCE_CONFIG> | [{"host": "<NTP_SERVER>"}] |
検証
Agent の status
サブコマンドを実行し、Checks セクションで ntp
を探します。
収集データ
メトリクス
ntp.offset (gauge) | The time difference between the NTP reference clock and the local clock. Shown as second |
イベント
NTP チェックには、イベントは含まれません。
サービスチェック
ntp.in_sync
Returns CRITICAL if the host clock is more than the configured threshold away from the NTP time. Returns UNKNOWN if the Agent can not connect to the NTP server. Returns OK otherwise.
Statuses: ok, critical, unknown
トラブルシューティング
ご不明な点は、Datadog のサポートチームまでお問合せください。