Google Kubernetes Engine、Agent

Supported OS Linux Mac OS Windows

概要

Google Cloud Platform (GCP) 上のサービスである Google Kubernetes Engine (GKE) は、Kubernetes を基盤としたコンテナ化アプリケーションを実行・オーケストレーションするためのホスト型プラットフォームです。GKE クラスターは、Google Cloud Platform インテグレーションに加え、クラスター内でワークロードとして動作する Datadog Agent からも監視できます。

セットアップ

前提条件

  1. 使用している GCP プロジェクト のロールに、GKE を利用するための適切な権限が付与されていることを確認します。

  2. プロジェクトで Google Container Engine API を有効にします。

  3. ローカル マシンに Google Cloud SDKkubectl コマンド ライン ツールをインストールします。Cloud SDK を GCP アカウントと関連付ける と、ローカル マシンから kubectl を使ってクラスターを直接操作できます。

GCE インテグレーションを設定する

Google Cloud Platform インテグレーションをインストールします。

これにより、ディスク I/O、CPU 使用率、ネットワーク トラフィックなどのメトリクスを表示する、すぐに使える Google Compute Engine ダッシュボード にアクセスできます。

Kubernetes インテグレーションを設定する

GKE クラスターをさらに詳細に監視するには、Datadog Helm Chart または Datadog Operator を使って Datadog Agent をインストールします。デプロイ後は、 Datadog Agent と Datadog Cluster Agent がクラスターおよびその上で動作するワークロードを監視します。

GKE には、クラスターに対してどの程度の柔軟性・責任・制御を持つかが変わる、2 つの 主な運用モード が用意されています。これらのモードによって、Datadog コンポーネントのデプロイ方法も変わります。

  • Standard: クラスターの基盤となるインフラストラクチャを自分で管理するモードで、ノード構成を柔軟に設定できます。

  • Autopilot: ノードやノード プールを含むクラスター基盤のインフラストラクチャをすべて Google 側がプロビジョニングおよび管理するモードで、ユーザーが意識せずに利用できる最適化済みクラスターが提供されます。

Standard

Kubernetes クラスター上に Datadog Agent のコンテナ化バージョン をデプロイします。手順については、 Datadog Agent を Kubernetes にインストール を参照してください。

Autopilot

Autopilot では、Standard インストールとは異なる Kubernetes 向けのセットアップが必要です。この種類のクラスターでは、Datadog Helm Chart を使用する必要があります。

Helm を使用して Datadog Agent のコンテナ化バージョン を Kubernetes クラスターにデプロイするには、Datadog Agent を Kubernetes にインストール の手順に従います。Helm の datadog-values.yaml を設定する際は、必要な設定変更について Kubernetes Distributions の GKE Autopilot セクション を参照してください。特に providers.gke.autopilottrue に設定します。

Admission Controller

Autopilot で Admission Controller を使用するには、Admission Controller の configModeservice または hostip に設定します。

Autopilot では socket モードが使用できないため、コントローラに対してより堅牢な抽象レイヤーを提供する目的で、Datadog は service を使用し、フォールバックとして hostip を指定する構成を推奨します。

参考資料