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インテグレーションバージョン2.1.0
このインテグレーションは公開ベータ版です。本番ワークロードで有効化する場合は注意してください。

概要

このチェックは Datadog Agent を通じて Fly.io のメトリクスを監視します。

セットアップ

Fly アプリケーション上で実行中の Agent に対して、このチェックをインストールし構成するには、以下の手順に従ってください。

インストール

Fly.io チェックは Datadog Agent パッケージに含まれています。Datadog Agent の実行専用として 1 つの Fly.io アプリケーションをデプロイすることを推奨します。この Agent は Fly.io チェックを実行し、Prometheus メトリクス に加えて Machines API からの追加データも収集します。さらに、組織内のすべての Fly.io アプリケーションから トレース とカスタム メトリクスを Agent で受信するよう構成できます。

Datadog Agent を Fly.io アプリケーションとしてデプロイする

  1. Fly.io で新しいアプリケーションを作成し、起動時のイメージに Datadog Agent を指定するか、fly.toml ファイルでイメージを指定します:

    [build]
        image = 'gcr.io/datadoghq/agent:7'
    
  2. Datadog API キー用に DD_API_KEY という シークレット を設定し、任意で サイトDD_SITE として設定します。

  3. アプリのディレクトリで Fly.io インテグレーション用の conf.yaml を作成し、インテグレーションを 構成 したうえで、Agent の conf.d/fly_io.d/ ディレクトリに conf.yaml としてマウントします:

    instances:
    - empty_default_hostname: true
      headers:
          Authorization: Bearer <YOUR_FLY_TOKEN>
      machines_api_endpoint: http://_api.internal:4280
      org_slug: <YOUR_ORG_SLUG>
    
  4. アプリを デプロイ します。

: アプリケーションからトレースとカスタム メトリクスを収集する場合は、アプリケーション トレース を参照してください。

構成

  1. Agent の構成ディレクトリのルートにある conf.d/ フォルダ内の fly_io.d/conf.yaml を編集して、Fly.io のパフォーマンス データの収集を開始します。利用可能なすべての構成オプションは サンプル fly_io.d/conf.yaml を参照してください。

  2. Agent を再起動します

検証

Agent の status サブコマンドを実行 し、Checks セクションに fly_io が表示されることを確認します。

収集データ

メトリクス

イベント

Fly.io インテグレーションには、イベントは含まれません。

サービス チェック

Fly.io インテグレーションには、サービス チェックは含まれません。

アプリケーション トレース

Fly.io 環境のアプリケーションでトレースを収集するには、次の手順に従います。

  1. アプリケーションを インスツルメント します。

  2. Datadog Agent を Fly.io アプリケーションとして デプロイ します。

  3. アプリケーションの fly.toml または Dockerfile に必要な環境変数を設定し、アプリをデプロイします。

    Datadog Agent アプリケーションにメトリクスを送信するため、次を環境変数として設定します:

    [env]
        DD_AGENT_HOST="<YOUR_AGENT_APP_NAME>.internal"
    

    ログとメトリクスで同じホストを報告するために、次の環境変数を設定します:

    DD_TRACE_REPORT_HOSTNAME="true"
    

    統合サービス タグ付け を利用するには、以下の環境変数を設定します:

    DD_SERVICE="APP_NAME"
    DD_ENV="ENV_NAME"
    DD_VERSION="VERSION"
    

    ログとトレースを相関させるには、これらの 手順 に従い、次の環境変数を設定します:

    DD_LOGS_INJECTION="true"
    
  4. Datadog Agent アプリケーションfly.toml に次の環境変数を設定し、アプリをデプロイします:

    [env]
        DD_APM_ENABLED = "true"
        DD_APM_NON_LOCAL_TRAFFIC = "true"
        DD_DOGSTATSD_NON_LOCAL_TRAFFIC = "true"
        DD_BIND_HOST = "fly-global-services"
    

: APM と DogStatsD を有効化する場合は、それらのポートが外部に公開されないように Fly.io インスタンスの設定を確認してください。

ログ収集

Fly.io アプリケーションからログを収集するには、fly_logs_shipper を使用します。

  1. ログ シッパーの プロジェクト をクローンします。

  2. vector-configs/vector.toml を変更し、ログのソースを fly_io に設定します:

    [transforms.log_json]
    type = "remap"
    inputs = ["nats"]
    source  = '''
    . = parse_json!(.message)
    .ddsource = 'fly-io'
    .host = .fly.app.instance
    .env = <YOUR_ENV_NAME>
    '''
    

この構成は Fly.io 固有の基本的なログ属性を解析します。すべてのログ属性を完全に解析するには、Vector transforms を使用してアプリごとに ddsource既知の ログ インテグレーション に設定してください。

  1. NATS 用の シークレット を設定します: ORGACCESS_TOKEN

  2. Datadog 用の シークレット を設定します: DATADOG_API_KEYDATADOG_SITE

  3. ログ シッパー アプリを デプロイ します。

トラブルシューティング

ご不明な点は、Datadog のサポートチームまでお問い合わせください。