概要
Fluent Bit を構成して、ログデータを複数の異なるソースから収集してパースし、Datadog に転送して監視します。Fluent Bit のメモリサイズは小さい (最大 450 KB) ため、コンテナ化されたサービスや埋め込み Linux システムなど、制約のあるリソース環境でログを収集するために使用できます。Datadog の Fluent Bit アウトプットプラグインは Fluent Bit v1.3.0 以降に対応しています。
セットアップ
下記の手順に従ってホストで Fluent Bit を構成します。Amazon ECS の場合は、ECS Fluent Bit と FireLens を参照してください。
ログの収集
初めに、Datadog アカウントと Datadog API キーを確認し、Datadog Logs Management を有効にする必要があります。
- コンフィギュレーションファイルの推奨メソッドを使用して、Fluent Bit を インストールおよび構成します。
- Fluent Bit コンフィギュレーションファイルをアップデートし、アウトプットプラグインとして Datadog に追加します。コンフィギュレーションパラメーターの詳細情報については、コンフィギュレーションパラメーターの表 を参照してください。たとえば、
[OUTPUT]
コンフィギュレーションセクションについては、コンフィギュレーションファイルの例 を確認してください。 - Fluent Bit からログの送信を開始したら、Datadog Logs Explorer ページでログを検証します。
コンフィギュレーションパラメーター
キー | 説明 | デフォルト |
---|
ホスト | 必須 - ログの送信先となる Datadog サーバー。 |
|
TLS | 必須 - エンドツーエンドの安全な通信のためのセキュリティプロトコル。この設定は on に設定する必要があります。 | off |
apikey | 必須 - Datadog API キー。 | |
圧縮 | 推奨 - ペイロードを GZIP 形式で圧縮します。Datadog はこれを gzip と設定することをサポートおよび推奨します。 | |
dd_service | 推奨 - ログを生成するサービス (アプリケーションまたはデータベース) の名前。人間が解読可能であること。 | |
dd_source | 推奨 - サービスの基盤となるテクノロジーの名前。人間が解読可能であること。たとえば postgres や nginx など。 | |
dd_message_key | 推奨 - ログメッセージを保存するために属性を使用するように設定します。 | |
dd_tags | 任意 - Datadog のログに割り当てるタグ。 | |
dd_hostname | オプション - ログを発行したホストに関連付けることができます。未設定の場合、Datadog はホストが標準のホスト属性のいずれかとして設定されているとみなします。 | |
プロバイダー | 任意 - 使用するプロバイダー。Fargate Tasks から Datadog にログを送信する場合は、これを ecs に設定します。 | |
コンフィギュレーションファイルの例
[OUTPUT]
Name datadog
Match *
Host http-intake.logs.datadoghq.com
TLS on
compress gzip
apikey <DATADOG_API_キー>
dd_service <アプリケーション_サービス>
dd_source <ソース>
dd_message_key log
dd_tags env:dev,<タグキー>:<タグ値>
トラブルシューティング
ご不明な点は、Datadog のサポートチームまでお問合せください。
その他の参考資料