概要

このチェックは、Datadog Agent を通じて Argo CD を監視します。

セットアップ

インストール

Argo CD チェックは Datadog Agent パッケージに含まれています。 サーバーに追加でインストールする必要はありません。

注: この機能を使用するには、Agent v7.42.0 以上が必要です。

構成

Argo CD は、以下の 3 つのコンポーネントについて Prometheus 形式のメトリクスを公開しています。

• アプリケーションコントローラー
• API Server
• リポジトリサーバー

Datadog Agent は、このインテグレーションを使用して、公開されたメトリクスを収集することができます。以下の手順に従って、コンポーネントの一部または全部からデータ収集を構成してください。

注: このチェックでは、メトリクスの収集に OpenMetrics を使用しており、Python 3 が必要です。

コンテナ化

メトリクスの収集

Prometheus 形式のメトリクスが Argo CD クラスターで公開されていることを確認します。Argo CD のデフォルトマニフェストを使用している場合、これはデフォルトで有効になっています。Agent がすべてのメトリクスを収集するためには、前述の 3 つのコンポーネントのそれぞれにアノテーションを付ける必要があります。アノテーションの詳細については、オートディスカバリーインテグレーションテンプレートを参照してください。その他の構成オプションは、サンプル argocd.d/conf.yaml を確認することで利用可能です。

構成例:

アプリケーションコントローラー:

apiVersion: v1
kind: Pod
# (...)
metadata:
  name: '<POD_NAME>'
  annotations:
    ad.datadoghq.com/argocd-application-controller.checks: |
      {
        "argocd": {
          "init_config": {},
          "instances": [
            {
              "app_controller_endpoint": "http://%%host%%:8082/metrics"
            }
          ]
        }
      }      
    # (...)
spec:
  containers:
    - name: 'argocd-application-controller'
# (...)

API サーバー:

apiVersion: v1
kind: Pod
# (...)
metadata:
  name: '<POD_NAME>'
  annotations:
    ad.datadoghq.com/argocd-server.checks: |
      {
        "argocd": {
          "init_config": {},
          "instances": [
            {
              "api_server_endpoint": "http://%%host%%:8083/metrics"
            }
          ]
        }
      }      
    # (...)
spec:
  containers:
    - name: 'argocd-server'
# (...)

リポジトリサーバー:

apiVersion: v1
kind: Pod
# (...)
metadata:
  name: '<POD_NAME>'
  annotations:
    ad.datadoghq.com/argocd-repo-server.checks: |
      {
        "argocd": {
          "init_config": {},
          "instances": [
            {
              "repo_server_endpoint": "http://%%host%%:8084/metrics"
            }
          ]
        }
      }      
    # (...)
spec:
  containers:
    - name: 'argocd-repo-server'
# (...)

ログの収集

Agent バージョン 6.0 以降で利用可能

Argo CD のログは、Kubernetes を通じて、異なる Argo CD ポッドから収集することができます。Datadog Agent では、ログの収集はデフォルトで無効になっています。有効にするには、Kubernetes ログ収集を参照してください。

オートディスカバリーのインテグレーションテンプレートのガイドを参照して、次のパラメーターを適用してください。

検証

Agent の status サブコマンドを実行し、Checks セクションで argocd を探します。

収集データ

メトリクス

イベント

Argo CD インテグレーションには、イベントは含まれません。

サービスのチェック

argocd.api_server.openmetrics.health
Returns CRITICAL if the Agent is unable to connect to the API Server OpenMetrics endpoint, otherwise returns OK.
Statuses: ok, critical

argocd.app_controller.openmetrics.health
Returns CRITICAL if the Agent is unable to connect to the Application Controller OpenMetrics endpoint, otherwise returns OK.
Statuses: ok, critical

argocd.appset_controller.openmetrics.health
Returns CRITICAL if not connected to the cluster, otherwise returns OK.
Statuses: ok, critical

argocd.repo_server.openmetrics.health
Returns CRITICAL if the Agent is unable to connect to the Repo Server OpenMetrics endpoint, otherwise returns OK.
Statuses: ok, critical

argocd.app_controller.cluster.connection.status
Returns CRITICAL if not connected to the cluster, otherwise returns OK.
Statuses: ok, critical

argocd.notifications_controller.openmetrics.health
Returns CRITICAL if the Agent is unable to connect to the Repo Server OpenMetrics endpoint, otherwise returns OK.
Statuses: ok, critical

トラブルシューティング

ご不明な点は、Datadog のサポートチームまでお問合せください。