概要
プライベートロケーションから、内部用アプリケーションの監視や、パブリックインターネットから接続できないプライベート URL の監視を行えます。これは以下にも使用できます。
プライベートロケーションは、次にも使用できます。
- ビジネスでミッションクリティカルな領域に、カスタムロケーションを作成します。
- CI/CD パイプラインでの Synthetic テストを使用して本番環境に新機能をリリースする前に、内部テスト環境でアプリケーションパフォーマンスを確認します。
- 内部ネットワークの内外からアプリケーションのパフォーマンスを比較します。
プライベートロケーションとは、プライベートネットワーク内のどこにでもインストールできる Docker コンテナや Windows サービスのことです。Google Container Registry から Docker イメージを取得するか、Windows インストーラーをダウンロードしてください。*
* このソフトウェアの使用および操作には、こちらから入手可能なエンドユーザーライセンス契約が適用されます。
プライベートロケーションを作成してインストールしたら、通常のロケーションと同じように、Synthetic テストをプライベートロケーションに割り当てることができます。
プライベートロケーションテストの結果は、管理ロケーションのテスト結果と同様に表示されます。
プライベートロケーションを作成する
Datadog サイトで Digital Experience にカーソルを合わせ、Settings > **Private Locations** の順に選択します。
Add Private Location をクリックします。
プライベートロケーションの詳細を入力します。Name
と API key
フィールドのみが必須です。
Save Location and Generate Configuration File をクリックして、ワーカーのプライベートロケーションと関連付けられたコンフィギュレーションファイルを生成します。
プライベートロケーションをインストールした場所によっては、コンフィギュレーションファイルに追加のパラメーターを入力する必要があります。
- プロキシをご利用の場合は、URL を
http://<YOUR_USER>:<YOUR_PWD>@<YOUR_IP>:<YOUR_PORT>
のように入力します。 - 予約した IP をブロックする場合は、Block reserved IPs を切り替えて、IP 範囲を入力します。
詳しくは、プライベートロケーションの構成オプション、プライベートロケーションからの Synthetic テストの実行をご覧ください。
プライベートロケーションコンフィギュレーションファイルをコピーして、作業ディレクトリに貼り付けます。
注: コンフィギュレーションファイルには、プライベートロケーションの認証、テストコンフィギュレーションの復号、テスト結果の暗号といった秘密情報が含まれています。Datadog は秘密情報を保存しないため、プライベートロケーション作成フォームを離れる前に、これらの情報をローカルに保存してください。プライベートロケーションにワーカーをさらに追加するには、この秘密情報を再度参照できる必要があります。
準備ができたら、View Installation Instructions をクリックします。
プライベートロケーションワーカーを実行したい環境に応じて、インストール手順に従います。
Docker を使っている場合、Docker の run
コマンドとコンフィギュレーションファイルを使って、ワーカーをスタンドアロンコンテナとして起動します。
docker run --rm -v $PWD/worker-config-<LOCATION_ID>.json:/etc/datadog/synthetics-check-runner.json datadog/synthetics-private-location-worker
このコマンドは、Docker コンテナを起動し、テストを実行するためのプライベートロケーションを準備します。Datadog は、適切な再起動ポリシーでコンテナをデタッチドモードで実行することを推奨しています。
Windows を使用している場合は、GUI で Synthetics プライベートロケーションインストーラーを実行するか、インストーラーをダウンロードしたディレクトリ内のコマンドラインで msiexec
コマンドを実行してください。
msiexec /i datadog-synthetics-worker-1.53.0.amd64.msi
プライベートロケーションが Datadog に正しく報告されている場合、ヘルスステータスが Private Location Status と Settings ページの Private Locations リストに OK
と表示されます。
さらに、端末でプライベートロケーションのログを確認することができます。
2022-02-28 16:20:03 [info]: Fetching 10 messages from queue - 10 slots available
2022-02-28 16:20:03 [info]: Fetching 10 messages from queue - 10 slots available
2022-02-28 16:20:04 [info]: Fetching 10 messages from queue - 10 slots available
内部エンドポイントのテストが完了したら、OK をクリックします。
プライベートロケーションで Synthetics テストを実行する
管理ロケーションのように、新しいプライベートロケーションを Synthetics テストで使用します。
監視する内部エンドポイントまたはアプリケーションに、API テスト、マルチステップ API テスト、またはブラウザテストを作成します。
Private Locations で、新しいプライベートロケーションを選択します。
引き続きテストの詳細を入力します。
その他の参考資料