概要

ウィジェットの構成は、効果的なダッシュボードを作成し、インフラストラクチャーとアプリケーションに関する有意義なインサイトを得るために不可欠です。このガイドでは、ウィジェットを設定する際に理解しておくべき主要な構成オプションと考慮事項について説明します。

全画面

全画面モードでは、ウィジェットの表示と分析機能が強化されます。ほとんどのウィジェットが全画面モードでの表示が可能で、以下の操作を行うことができます。

• タイムフレームを変更する
• 選択したタイムフレームだけ前後に移動する
• 現在の時間にグラフを一時停止するか、ライブグラフを表示する
• タイムフレームをリセットする
• ダッシュボードやノートブックにグラフをエクスポートしたり、クエリをコピーする
• グラフを生成するデータを CSV 形式でダウンロードする

ウィジェットの概要に直接アクセスするには、ウィジェットの右上にあるフルスクリーンボタンをクリックします。

時系列ウィジェットでは追加のオプションが利用可能です。

データのプレビュー

グラフ エディターで複数のデータ ソースを結合して、コンテキストとメタ データを追加することで、より充実した視覚化が可能になります。データのプレビューを使用すると、結合しているデータや、クエリが期待通りに動作しているかどうかを確認できます。この機能は次のような場合に役立ちます。

• データ構造と列名を確認する
• 一致するキーを特定する
• クエリ全体を実行する前に結果を検証する

カスタムリンク

カスタム リンクは、ウィジェットのデータ値を Datadog のページや AWS コンソールなどの関連 URL に接続することで、データとのインタラクションを強化します。

一般的なウィジェットのインライン データとのインタラクションをカスタマイズするには、コンテキスト リンクを参照してください。

メトリクス情報

メトリクスのグラフ上で、コンテキスト メニュー (縦に並んだ 3 つのドット) をクリックして、Metrics Info オプションを見つけます。このオプションを選択すると、メトリクスの説明を含むパネルが開きます。このパネルでメトリクス名をクリックすると、メトリクス サマリー ページでメトリクスが開き、さらなる分析や編集が可能です。

単位のオーバーライド

単位のオーバーライドは重要な表示オプションで、ウィジェット上でのデータ値の表示方法をカスタマイズし、データに意味のあるコンテキストを追加することができます。その他の使用例や情報については、単位オーバーライドで可視化をカスタマイズするを参照してください。

• Unit override: 選択することで、「メモリ」ファミリーの単位が表示され、Datadog がデータに応じて適切なスケールを表示するようにします (メガバイトやギガバイトなど)。
• Unit and scale override: 単位を単一のスケールに固定します (値に関係なくデータをメガバイトで表示)。
• Define custom units: 完全にカスタマイズされた単位を定義します (一般的なカウントの代わりに「テスト」のような)。

これは、データに単位を割り当てるための代替手段ではありません。

グローバルタイムセレクター

グローバル タイム セレクターは、ダッシュボード上のすべてのウィジェットを同期させて同じタイム フレームを使用できる、基本的な時間設定オプションです。グローバル タイム セレクターを使うには、1 つ以上の時間ベースのウィジェットが Global Time を使うように設定されている必要があります。ウィジェット エディターの Set display preferences で選択するか、ウィジェットを追加します (Global Time はデフォルトの時間設定です)。

グローバル タイム セレクターは、同一のダッシュボード上で Global Time オプションを使用するすべてのウィジェットに対して同一のタイム フレームを設定します。過去の動的なタイム ウィンドウ (例: Past 1 Hour、Past 1 Day) を選択するか、Select from calendar... オプションを使用して固定期間を選択します。または、カスタム タイム フレームを入力します。動的なタイム ウィンドウを選択した場合、ウィジェットはタイム ウィンドウに沿って更新されます。

グローバルタイムにリンクされていないウィジェットは、グローバルウィンドウに適用されたローカルタイムフレームに対応するデータを表示します。たとえば、グローバルタイムセレクターが 2019 年 1 月 1 日から 2019 年 1 月 2 日に設定されている場合、ローカルタイムフレームが Past 1 Minute に設定されているウィジェットには、2019 年 1 月 2 日の午後 11 時 59 分からの最後の 1 分が表示されます。

ウィジェットのコピーと貼り付け

コピー＆ペースト機能は、共有やコラボレーションを可能にする重要な機能で、Datadog のさまざまなコンテキストや外部ツールでウィジェットを再利用できます。

ウィジェットはダッシュボード、ノートブック、APM サービス、および APM リソース ページ上で、Ctrl/Cmd + Cを使用するか、共有アイコンから “Copy” を選択することでコピーできます。

コピーされたウィジェットは、Ctrl/Cmd + Vを使用して Datadog 内に貼り付けることができます。

• ダッシュボード: マウスカーソルの下に新しいウィジェットを追加します。
• ノートブック: ノートブックの最後に新しいセルを追加します。

また、リンクのプレビューを表示するお気に入りのチャットプログラム（Slack や Microsoft Teams など）にウィジェットを貼り付けることもできます。これにより、グラフのスナップショット画像とウィジェットへの直接リンクが表示されます。

詳細は、Datadog クリップボードを参照してください。

ウィジェットのグループ

タイムボード グループ ウィジェットをコピーするには、グループ ウィジェット 領域にカーソルを合わせて Ctrl/Cmd + C を使用するか、共有アイコンから “Copy” を選択します。

注: スクリーンボードまたはノートブックにグラフを貼り付ける場合、Datadog はグループ内の各ウィジェットを個別に貼り付けます。

複数のスクリーンボード ウィジェットをコピーするには (編集モードのみ)、Shift を押しながらウィジェットをクリックし、Ctrl/Cmd + C を使用します。

注: これは、Datadog 内で共有する場合にのみ機能します。プレビュー画像は生成されません。

ウィジェット グラフのメニュー

ウィジェット グラフのメニューでは、データとのインタラクションに不可欠なオプションが提供されています。グラフ上にカーソルを置くと、以下のメニュー オプションにアクセスできます。

View in full screen

グラフを全画面モードで表示します。

エクスポート

ダッシュボード グラフのエクスポート アイコンをクリックすると、オプション メニューが開きます。

Datadog 内で使用する場合

外部と共有

編集

編集するには、ダッシュボード グラフの鉛筆アイコンをクリックします。

その他のオプション

ダッシュボード グラフのコンテキスト メニュー (縦に並んだ 3 つのドット) をクリックすると、オプション メニューが開きます。

参考資料

お役に立つドキュメント、リンクや記事:

ウィジェットの概要ドキュメント ウィジェットのタイプドキュメント