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関数 | 説明 | 例 |
---|---|---|
fill() | メトリクスに欠落しているメトリクス値を補間します。 | <METRIC_NAME>{*}.fill(<METHOD>, <LIMIT>) |
fill()
関数は 2 つのパラメーターを持ちます。
METHOD
: 補間方法として使用する関数。以下から選択します。
LIMIT
[任意、デフォルト=300、最大=600]: 補間するギャップの最大サイズを表す補間制限 (秒単位)。
.fill()
関数とその補間への影響についての詳しい説明は、補間と塗りつぶし修飾子を参照してください。
関数 | 説明 | 例 |
---|---|---|
default_zero() | 疎なメトリクスにデフォルト値を追加します。 | default_zero(system.load.1{*}) |
default_zero()
関数は、値 0 を使用して空の間隔を埋めます。補間が有効の場合は、補間を使用します。注: GAUGE
タイプのメトリクスには、デフォルトで補間が有効になっています。大部分の関数と同様、default_zero()
は時間集計と空間集計の後に評価されます。
default_zero()
関数は、次のような使用例に対応します (使用例は他にもあります)。
as_count()
または as_rate()
としてクエリされる COUNT
または RATE
タイプのメトリクスは、常に 0 に揃えられます。したがって、default_zero()
を使用しても揃え方に変更はありません。これは GAUGE
タイプのメトリクスにのみ影響します)。avg(last_10m):avg:system.cpu.idle{*} < 10
というクエリを使用したモニターでは正しく機能しません。値が 0 と評価されると、このモニターが (解消ではなく) トリガーされるためです。as_count()
クエリを使用したエラー率モニターにはこの関数を使用しないでください。詳細についてはモニター評価での as_count() を参照してください。default_zero()
は何の効果もありません。default_zero()
関数の具体的な動作を示すために、以下のような DogStatsD を使用したカスタムメトリクスに対して単一のポイントが作成されるとします。
$ echo -n "custom_metric:1|g" | nc -4u -w0 127.0.0.1 8125
このメトリクスを過去 30 分間クエリすると、タイムスタンプは 1 つです。クエリのロールアップ間隔のうち、1 つにしかポイントがないためです。
avg:custom_metric{*}
+---------------------+---------------+
| Timestamp | custom_metric |
+---------------------+---------------+
| --------- | --------- |
| 2019-04-17 17:45:00 | 1 |
+---------------------+---------------+
default_zero()
関数は、このポイントを前方に 5 分間 (ゲージの補間制限のデフォルト値) 補間してから、残りの空の間隔を 0 で埋めます。
default_zero(avg:custom_metric{*})
+---------------------+-----------------------------+
| Timestamp | default_zero(custom_metric) |
+---------------------+-----------------------------+
| --------- | --------- |
| 2019-04-17 17:30:00 | 0 |
| 2019-04-17 17:31:00 | 0 |
...
| 2019-04-17 17:44:00 | 0 |
| 2019-04-17 17:45:00 | 1 |
| 2019-04-17 17:46:00 | 1 |
| 2019-04-17 17:47:00 | 1 |
| 2019-04-17 17:48:00 | 1 |
| 2019-04-17 17:49:00 | 1 |
| 2019-04-17 17:50:00 | 1 |
| 2019-04-17 17:51:00 | 0 |
| 2019-04-17 17:52:00 | 0 |
...
+---------------------+-----------------------------+
他に利用できる関数を参照します。