個々のトレースを表示して、そのスパンおよび関連するメタデータをすべて表示します。各トレースは、フレームグラフまたは(サービスまたはホストごとにグループ化された)リストとして表示できます。

トレース

実行時間の内訳を計算し、サービス または ホスト のいずれかで配色を調整します。

サービスホストディスプレイ

フレームグラフの詳細を見るには、スクロールしてズームインします。

リストビューでは、リソースサービスごとに総計され、対応するスパンカウントに従ってソートされます。サービスは、各サービスのトレースによって費やされる実行時間の相対的な割合によりソートされます。

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トレースリスト

詳細

フレームグラフのスパンをクリックして、グラフの下にメタデータを表示します。エラーが出る場合、スタックトレースが提供されます。

トレースエラー

エラーを報告するトレースを分析している場合、特別な意味のタグ規則に従うと、特定のエラー表示が出ます。トレースを送信する際に、属性を meta パラメーターに追加できます。

一部の属性には、Datadog 専用の表示または特定の動作につながる特別な意味があります。

属性説明
sql.query特定の SQL クエリフォーマットを許可し、Datadog の UI に表示します。
error.msg専用のエラーメッセージを表示します。
error.type専用のエラータイプを表示します。利用可能なタイプには、たとえば、Python の ValueError または Exception や、Java の ClassNotFoundException またはNullPointerException があります。
error.stackDatadog の UI(赤いボックスなど)で例外のスタックトレースをより適切に表示できます。
フォーマットエラー

トレース時間にまつわるホストタグやグラフなど、トレースに関連するホスト情報を表示します。

トレースホスト情報

トレース時にサービスに関連するログを参照します。ログにカーソルを合わせると、そのタイムスタンプを示すラインがトレースフレームグラフに表示されます。ログをクリックすると、ログエクスプローラー検索が表示されます。

トレースログ

サービスのスパンをクリックすると、基礎インフラストラクチャーで実行中のプロセスを確認できます。サービスのスパンプロセスは、リクエスト時にサービスが実行されているホストまたはポッドと相関関係にあります。CPU および RSS メモリなどのプロセスメトリクスをコードレベルのエラーとともに分析することで、アプリケーション特有の問題かインフラストラクチャーの問題かを見分けることができます。プロセスをクリックすると、ライブプロセス ページが開きます。スパン固有のプロセスを表示するには、プロセスの収集を有効にします。現在、関連するプロセスはサーバーレスおよびブラウザのトレースでサポートされていません。

トレースのプロセス

サービスのスパンをクリックして、リクエストを行っているサービスネットワークの依存関係を確認します。特に、コードエラーが生成されない場合には、ボリューム、エラー (TCP 再送)、ネットワークレイテンシー (TCP ラウンドトリップ時間) などの主要なネットワークパフォーマンスのメトリクスを使用して、アプリケーション固有の問題とネットワーク全体の問題の切り分けを行います。たとえば、ネットワークのテレメトリーを使用して、リクエストのレイテンシーが高い理由 (関連するアプリケーションのトラフィックがオーバーロードした、ダウンストリームのポッドやセキュリティグループ、その他のタグ付けされたエンドポイントとの依存関係に問題があったなど) を特定することができます。プロセスをクリックすると Network Analytics ページが開きます。スパン固有のプロセスを閲覧するには、ネットワークパフォーマンスモニタリングを有効にしてください。

: 関連するネットワークのテレメトリーは、現在サーバーレスのトレースではサポートされていません。

トレースネットワークの依存関係

分散型トレーシングのサービスを対象とした攻撃の試行を確認できます。攻撃者が使用したパターン、攻撃を検出したルール、攻撃者がサービスの脆弱性を発見したかどうかを確認することができます。

Datadog Application Security Management を使用してさらに調査するには、View in ASM をクリックします。

攻撃の試行をトレースする

その他の参考資料