シングルステップ APM インスツルメンテーション

シングルステップ APM インスツルメンテーションはベータ版です!

この機能は、Datadog Agent の最新バージョンでご利用いただけます。

  • Linux ホストおよび VM 上
  • Docker コンテナ上

x86_64 アーキテクチャのみで、Java、Python、Ruby、Node.js、.NET のサービスのトレーシングをサポートしています。ぜひお試しください!

Kubernetes デプロイの場合、Java、Python、Node.js、.NET、Ruby のサービスのトレーシングに非公開ベータ版をご利用いただけます。このフォームにご記入の上、アクセスをリクエストしてください

ワンステップでサービス上で APM を有効にする

Enable APM Instrumentation (ベータ版)* オプションを選択した状態で、Datadog Agent をインストールまたは更新した場合、Agent は (DD_APM_INSTRUMENTATION_ENABLED パラメーターを使って) APM を有効にし、自動インスツルメンテーションのための Datadog トレーシングライブラリをコードに挿入するようにインストールと構成が行われます。追加のインストールや構成の手順は不要です。このインスツルメンテーションを有効にするには、サービスを再起動します。

以下の例では、インフラストラクチャーのタイプごとに、どのように機能するかを示します。

たとえば、Ubuntu ホストの場合

  1. 1 行のインストールコマンドを実行します。

    DD_API_KEY=<YOUR_DD_API_KEY> DD_SITE=”<YOUR_DD_SITE>” DD_APM_INSTRUMENTATION_ENABLED=host bash -c "$(curl -L https://s3.amazonaws.com/dd-agent/scripts/install_script_agent7.sh)

    これにより、APM およびリモート構成を有効にした状態で Agent のインストール、構成、起動が行われ、ホストまたは VM 上のすべてのサービスの自動インスツルメンテーションのためにライブラリ挿入が設定されます。

  2. ホストまたは VM 上のサービスを再起動します。

  3. Datadog でサービスのパフォーマンスの観測可能性を確認します。

たとえば、Docker Linux コンテナの場合

  1. ライブラリインジェクターをインストールします。

    DD_APM_INSTRUMENTATION_ENABLED=docker bash -c "$(curl -L https://s3.amazonaws.com/dd-agent/scripts/install_script_agent7.sh)"
    
  2. Docker で Agent を構成します。

    docker run -d --name dd-agent \  
      -e DD_API_KEY=${DD_API_KEY} \
      -e DD_APM_ENABLED=true \
      -e DD_APM_NON_LOCAL_TRAFFIC=true \
      -e DD_DOGSTATSD_NON_LOCAL_TRAFFIC=true \
      -e DD_APM_RECEIVER_SOCKET=/opt/datadog/apm/inject/run/apm.socket \
      -e DD_DOGSTATSD_SOCKET=/opt/datadog/apm/inject/run/dsd.socket \
      -v /opt/datadog/apm:/opt/datadog/apm \
      -v /var/run/docker.sock:/var/run/docker.sock:ro \
      gcr.io/datadoghq/agent:7
    
  3. Docker コンテナを再起動します。

  4. Datadog でサービスのパフォーマンスの観測可能性を確認します。

シングルステップ APM インスツルメンテーションを Agent から削除する

特定のサービスや、ホスト、VM、またはコンテナ上のすべてのサービスについてトレースデータを収集したくない場合は、該当のインフラストラクチャー上で次のいずれかのコマンドを実行し、APM インスツルメンテーションを削除します。

特定のサービスについてインスツルメンテーションを削除する

次のコマンドを実行し、サービスを再起動して、サービスに対するライブラリの挿入を停止し、当該サービスからのトレースの生成を停止します。

  1. 環境変数 DD_INSTRUMENT_SERVICE_WITH_APM をサービス起動コマンドに追加します。

    DD_INSTRUMENT_SERVICE_WITH_APM=false <service_start_command>
    
  2. サービスを再起動します。

  1. 環境変数 DD_INSTRUMENT_SERVICE_WITH_APM をサービス起動コマンドに追加します。
    docker run -e DD_INSTRUMENT_SERVICE_WITH_APM=false
    
  2. サービスを再起動します。

インフラストラクチャー上のすべてのサービスについて APM を削除する

次のコマンドを実行し、インフラストラクチャーを再起動して、ライブラリインジェクターを削除し、トレースの生成を停止します。

  1. 次を実行します。
    dd-host-install --uninstall
    
  2. ホストを再起動します。
  1. 次を実行します。
    dd-container-install --uninstall
    
  2. コンテナを再起動します。