Synthetic モニタリングの設定
Synthetic モニタリングの設定ページで、次の設定を調整できます。
グローバル変数
グローバル変数は、すべての Synthetic テストからアクセス可能で、あらゆるシングルおよびマルチステップ API テスト、そしてテストスイートのブラウザテストで使用できます。グローバル変数を作成するには、Settings ページの Global Variables タブで、右上にある New Global Variable をクリックします。
作成する変数のタイプを選択します。
- Variable Name を入力します。変数名に使用できるのは大文字、数字、アンダースコアのみです。この名前は、グローバル変数全体で一意である必要があります。
- 変数の Description を入力します(任意)。
- Tags を選択して変数と関連付けます(任意)。
- 変数に割り当てる Value を入力します。
- 変数の難読化を有効にすると、テスト結果に値が表示されません(オプション)。
関連するレスポンスヘッダーや本文をパースして、既存の HTTP テスト から変数を作成できます。
- Variable Name を入力します。変数名に使用できるのは大文字、数字、アンダースコアのみです。
- 変数の Description を入力します(任意)。
- Tags を選択して変数と関連付けます(任意)。
- 変数の抽出元となる HTTP test を選びます。
- 変数の難読化を有効にすると、テスト結果に値が表示されません(オプション)。
- 変数をレスポンスのヘッダーから抽出するか、本文から抽出するか決定します。
- Response Header から値を抽出: レスポンスのヘッダー全体を変数に使用するか、レスポンスのヘッダーを
regex
でパースします。 - Response Body から値を抽出: リクエストのレスポンス本文全体を使用するか、レスポンス本文を
regex
、jsonpath
、xpath
でパースします。
正規表現による値の抽出のほか、正規表現を使って次のようにパースすることもできます。
- パターンの最初のインスタンスだけでなく,与えられたパターンのすべてのインスタンスにもマッチする
- マッチングパターンの大文字小文字を無視する
- 複数行に渡る文字列のマッチング
- 渡された正規表現パターンをユニコードとして扱う
- ピリオド記号で改行を識別できるようにする
- 正規表現パターン内の指定されたインデックスからマッチする
- マッチしたパターンを与えられた値で代用する
変数の値は抽出元のテストが実行される度に更新されます。
TOTP を生成しテストで使用するには、シークレットキーを入植する場所にグローバル変数を作成するか、認証プロバイダーからの QR コードをアップロードします。
- Choose variable type で MFA Token を選択します。
- Define Variable で、Variable Name を入力します。変数名に使用できるのは大文字、数字、アンダースコアのみです。
- 変数の Description を入力します(任意)。
- Tags を選択して変数と関連付けます(任意)。
- 変数にシークレットキーを入力または QR コードイメージをアップロードします。
- + Generate をクリックして OTP を作成します。コピーアイコンを使用すると、生成した OTP をコピーできます。
注: ブラウザテストの TOTP を使用した MFA について、詳細は TOTP ガイドをご参照ください。
グローバル変数を作成したら、対象のフィールドに {{
を入力してグローバル変数を選択することですべての Synthetic テストで使用可能です。詳しくは、HTTP テスト、マルチステップ API テスト、ブラウザテストのコンフィギュレーション、手順に関するドキュメントをご参照ください。
アクセス許可
デフォルトでは、Datadog 管理者および Datadog 標準ロールを持つユーザーのみが Synthetic Monitoring Global Variables ページにアクセスできます。ユーザーをこの 2 つのデフォルトのロールのいずれかにアップグレードすると、Global Variables ページにアクセスできます。
カスタムロール機能を使用している場合は、synthetics_global_variable_read
および synthetics_global_variable_write
権限を含むカスタムロールにユーザーを追加します。
アクセス制限
アカウントにカスタムロールを使用しているお客様は、アクセス制限が利用可能です。
組織内のロールに基づきグローバル変数へのアクセスを制限できます。グローバル変数を作成する際に、アクセス許可設定で、グローバル変数の読み取りおよび書き込みが可能なロール(ユーザーに加えて)を選択します。
デフォルトの設定
デフォルトの場所
API テスト、マルチステップ API テスト、またはブラウザテストの詳細にデフォルトの場所を選択します。
Datadog で管理されるすべての場所と、ご使用のアカウントでセットアップしたプライベートロケーションから選択できます。
ブラウザテスト用の APM インテグレーション
APM インテグレーションのヘッダーを URL に追加することを許可します。Datadog APM インテグレーションのヘッダーでは、APM を使用して Datadog をブラウザテストにリンクさせることができます。
このセクションで URL を追加して、APM ヘッダーの送信先となるエンドポイントを定義します。
*
を使用すると幅広いドメイン名を許容することができます。たとえば、https://*.datadoghq.com/*
を追加すると、https://datadoghq.com/
のすべてが許可されます。
エンドポイントがトレースおよび許可されていれば、ブラウザテストの結果は対応するトレースに自動的に結び付けられます。
タグの実行
タグの実行は、Enterprise プランに含まれる高度な機能です。他のプランをご利用中で、この機能をご希望の場合は、アカウント担当者または
success@datadoghq.com までお問い合わせください。
Synthetics テストで、選択したタグの実行を可能にします。サービス、アプリケーション、チーム別に費用と使用を分割できます。
タグの実行を有効にするには、Enforce tags for usage attributions on all tests をクリックします。
詳細は、使用属性を参照してください。
アクセス許可
デフォルトでは、Datadog 管理者および Datadog 標準ロールを持つユーザーのみが Synthetic Monitoring Default Settings ページにアクセスできます。Default Settings ページにアクセスするには、ユーザーをこの 2 つのデフォルトの役割のいずれかにアップグレードします。
カスタムロール機能を使用している場合は、synthetics_default_settings_read
および synthetics_default_settings_write
権限を含むカスタムロールにユーザーを追加します。
その他の参考資料