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プライベートロケーションでは、API、マルチステップ API、ブラウザテストの実行が可能です。ブラウザテストは、API やマルチステップ API テストよりも多くのリソースを必要とします。また、1 つのプライベートロケーションで複数の種類のテストを実行することができます。
テストタイプ、最大テスト実行回数、ハードウェアの総所要台数を定義することで、プライベートロケーションのディメンションを計算し、複数のワーカーにリソースを分配してテスト実行の効率を向上させることができます。
ディメンションを向上させるには、テストの種類に基づいてテストの割り当てを分割します。たとえば、あるプライベートロケーションでは API テストとマルチステップ API テストのみを実行させ、別のプライベートロケーションではブラウザテストのみを実行させることができます。
プライベートロケーションのディメンションを始めるには、以下のものが必要です。
sudo
へのアクセスが必要な場合があります。リソース要件は、プライベートロケーションで並行して実行できる最大テスト実行回数と、テストしたいアプリケーションに依存します。オンデマンドテスト (例えば、CI/CD パイプラインの一部としてテストを実行する場合) で発生する可能性のあるスパイクや、ロードする必要のあるアセットのサイズと数を考慮に入れてください。
プライベートロケーションの concurrency
パラメーターに、最大テスト実行回数を定義します。デフォルトでは、並行して実行されるテストの最大数は 10 です。
詳しくは、高度な構成をご覧ください。
実行したいテストの種類と、並行して実行したいテストの最大回数が決まったら、プライベートロケーションのハードウェアの合計要件を定義します。
CPU は 150mCore、メモリは 150MiB が基本要件となります。
追加の要件は、プライベートロケーションのテストタイプに基づいて異なります。
テストタイプ | CPU/メモリ/ディスクの推奨 |
---|---|
API テストとマルチステップ API テスト | テストランあたり 100mCores/200MiB/100MiB |
ブラウザテスト | テストランあたり 800mCores/1GiB/500MiB |
例えば、Datadog は、最大同時テスト実行数 10
のブラウザテストのみを実行するプライベートロケーションに対して、〜8 コア CPU (150mCores + (800mCores*10 test runs))
、〜10GiB メモリ (150MiB + (1GiB*10 test runs))
、〜5GiB ディスク (500MiB*10 test runs)
を推奨しています。
注: プライベートロケーションで API またはマルチステップ API テストとブラウザテストを実行したい場合、Datadog はブラウザテストの要件で合計ハードウェア要件を計算することを推奨しています。
プライベートロケーションの合計要件を決定したら、これらのリソースをどのように配分するかを決めます。すべてのリソースを単一のワーカーに割り当てるか、すべてのリソースを複数のワーカーに分散させるかを決めます。 すべてのリソースを単一のワーカーに割り当てるには、コンフィギュレーションファイルを使用してプライベートロケーション用のコンテナを 1 つ実行します。
concurrency
パラメーターを、maximum number of test runs that can be executed in parallel on your private location
に設定します。複数のワーカーにリソースを分散させるには、コンフィギュレーションファイルを使ってプライベートロケーションに対して複数のコンテナを実行します。
concurrency
パラメーターを、maximum number of test runs that can be executed on your private location / number of workers associated with your private location
に設定します。total private location resource requirements / number of workers
リソースをプライベートロケーションのすべてのコンテナに割り当てます。例えば、Datadog は、最大同時テスト実行数 10
のブラウザテストのみを実行するプライベートロケーションに対して、〜8 コア CPU、〜10GiB メモリ、〜5GiB ディスクを推奨しています。これらのリソースを 2 つのワーカーに分配するには、concurrency
パラメータを 5 に設定し、各ワーカーに〜4 コア CPU、〜5GiB メモリ、〜2.5GiB ディスクを割り当てます。
複数のワーカーがプライベートロケーションに関連している場合、各ワーカーは、concurrency
パラメーターと割り当て可能な追加のテスト実行回数に依存する、いくつかのテスト実行を要求します。
例えば、2 つのワーカーが実行しているプライベートロケーションで、10 個のテストが同時に実行されるようにスケジュールされているとします。ワーカー 1 が 2 つのテストを実行している場合、ワーカー 1 は 3 つのテストの実行を追加で要求することができます。ワーカー 2 がテストを実行していない場合、ワーカー 2 は次の 5 つのテストの実行を要求することができます。残りの 2 つのテストは、どちらのワーカーが先にテストの実行を終えていても (利用可能なスロットがあるワーカーであれば)、要求することが可能です。
お役に立つドキュメント、リンクや記事: