概要

アプリケーションをエンドツーエンドで監視することは、ユーザーの体験を理解する上で非常に重要です。Datadog テストレコーダーを使用すると、これらの複雑なテストワークフローのための構成を簡素化することができます。しかし、プログラムで Synthetics リソースを管理し、API や Terraform を通じてブラウザテストを定義したいと思うかもしれません。

API でブラウザテストを管理する

Datadog では、まず Datadog UI でブラウザテストを作成し、API でテストコンフィギュレーションを取得することを推奨しています。

  1. ブラウザテストの作成レコーディングの保存を行います。
  2. Synthetics の全テストのリストを取得するには、全テストエンドポイント一覧の取得を使用します。
  3. type: browser でフィルタリングし、API で管理したいブラウザテストの public_ids を取得します。
  4. ブラウザテストエンドポイントの取得を使用して、すべてのブラウザテストのコンフィギュレーションファイルを取得します。

ブラウザテストのコンフィギュレーションファイルは、後で使用するために保存したり、プログラムによってブラウザテストを複製、更新、削除するために使用することができます。

Terraform でブラウザテストを管理する

Datadog Terraform プロバイダーを用いて、Terraform 構成を介してブラウザテストおよび関連する Synthetics リソースをプログラム的に作成・管理できます。また、既存のリソースを Terraform 構成にインポートしたり、既存のリソースを外部のデータソースとして参照することもできます。

ブラウザテスト

Synthetic テストリソースを使用して、typebrowser に設定することで、Terraform でブラウザテストを作成・管理することができます。

プライベートロケーション

カスタムロケーションや保護されたロケーションから Synthetic テストを実行する必要がある場合は、プライベートロケーションリソースを使用して、テストを実行するプライベートロケーションを作成および管理できます。プライベートロケーションのページで詳細をご覧ください。

グローバル変数とローカル変数

Synthetics グローバル変数リソースを使用して、Synthetics グローバル変数を作成・管理します。これはテスト間で安全に共有できる変数です。また、config_variable でネストされたスキーマを使用して、テスト固有の組み込みのローカル変数を作成することもできます。

同時実行上限

Synthetics の同時実行上限リソースを使用すると、並列で実行される Synthetic テストの数を制限することができます。

その他の参考資料