ログで特定のドメイン以外のすべてのメール アドレスをマスクする
概要
このガイドでは、ログ内のメール アドレスを、特定のメール ドメイン (例: @test.com) からのものを除いてすべてマスクする方法を説明します。
ログ パイプラインに Grok Parser を設定する
マスク対象外にしたいメール ドメインが既存のログ属性として存在しない場合は、すべてのログからそのメール ドメインを識別して属性として追加できるよう、Grok Parser を設定します。
- Log Pipeline に移動します。
- パイプラインを選択します。
- Add processor をクリックします。
- Grok Parser を選択します。
- Grok Parser の名前を入力します。
- メール アドレスを含むすべてのログを識別するためのパース ルールを定義します。たとえば、このドメインのメール アドレスを含むログ メッセージがある場合:
message successfully sent to 123@test.com
message successfully received from 256@test.com
次のパース ルールを使用します:MyParsingRule1 message successfully sent to %{notSpace:user_handle}@%{notSpace:domain}
MyParsingRule2 message successfully received from %{notSpace:user_handle}@%{notSpace:domain}
注: ユーザー名を保持する必要はありません。たとえば、ドメイン test.com を持つすべてのメールをマスクしたい場合、hello@test.com のようなメール アドレスでは、ユーザー名 hello は破棄し、ドメイン test.com のみを保持します。 - Save をクリックします。
新しく取り込まれるログで該当のメールが期待どおりに処理されていることを確認するため、Log Explorer に移動します。
メール ドメイン属性をファセットとして追加する
- Log Explorer で、指定したドメインのメールを含むログを選択します。
- 作成した domain 属性の横にある歯車アイコンをクリックします。
- Create facet for… を選択します。
- 必要に応じて、Advanced Options セクションでファセットをグループに追加します。
- Add をクリックします。
Sensitive Data Scanner の scanning group を構成して、ドメイン属性を持つログを除外する
作成したドメイン属性を持つログを除外するように Sensitive Data Scanner の scanning group を更新し、指定したメール ドメインを持たないログだけがマスクされるようにします。
- Sensitive Data Scanner の Configuration ページに移動します。
- 更新したい scanning group の左側にある鉛筆アイコンをクリックします。
- Filter フィールドにドメイン属性を追加して、その属性を持つログを除外します。たとえば、メール ドメイン
test.com のログを除外するには、フィルター クエリに -@domain:test.com を追加します。 - Update をクリックします。
新しく取り込まれるログで、指定したドメインのメールがマスクされていないことを確認するため、Log Explorer に移動します。
参考資料