iOS Web ビュー追跡

概要

Real User Monitoring により、iOS と tvOS のハイブリッドアプリケーションの Web ビューを監視し、死角をなくすことができます。

以下を実行できます。

  • モバイルアプリケーションの Web とネイティブコンポーネントにまたがるユーザージャーニーの追跡
  • モバイルアプリケーションの Web ページやネイティブコンポーネントへのレイテンシーの根本原因を特定する
  • モバイルデバイスで Web ページの読み込みが困難なユーザーへの対応

セットアップ

前提条件

モバイル iOS および tvOS アプリケーションでレンダリングしたい Web ページを、まず RUM Browser SDK で設定します。詳しくは、RUM ブラウザモニタリングをご覧ください。

Web ビューをインスツルメントする

RUM iOS SDK は、Web ビュー追跡を制御するための API を提供します。Web ビュー追跡を追加するには、WKUserContentController の拡張として、以下を宣言します。

trackDatadogEvents(in hosts: Set<String>)
特定の hosts に対して、Web ビューで RUM イベント追跡を有効にします。
stopTrackingDatadogEvents()
Web ビューの RUM イベント追跡を無効にします。Web ビューの割り当てが解除されようとしているとき、または Web ビューの使用が終了したときに、この API を呼び出します。

例:

import WebKit
import Datadog

webView.configuration.userContentController.trackDatadogEvents(in: ["example.com"])

Web ビューにアクセスする

Web ビューは、関連する servicesource 属性を持つイベントとビューとして、RUM エクスプローラーに表示されます。service 属性は Web ビューが生成された Web コンポーネントを示し、source 属性は iOS などのモバイルアプリケーションのプラットフォームを表します。

iOS や tvOS のアプリケーションでフィルタリングし、セッションをクリックします。セッションのイベント一覧が表示されたサイドパネルが表示されます。

RUM エクスプローラーのセッションで取得した Web ビューイベント

Open View waterfall をクリックすると、セッションからビューの Performance タブにあるリソースウォーターフォールの視覚化へ移動します。

その他の参考資料