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リアルユーザーモニタリングは、Android Vitals にインスピレーションを得た、一連のメトリクスを提供するモバイルバイタルを提供し、モバイルアプリケーションの応答性、安定性、リソース消費に関するインサイトの取得に役立てることができます。
モバイル バイタルは、RUM エクスプローラーで個別ビューをクリックすると、アプリケーションの Overview タブ、および Performance > Event Timings and Mobile Vitals のサイドパネルに表示されます。Mobile Vitals のグラフをクリックして、バージョン別に絞り込んだりフィルターを適用したセッションを調査したりできます。
モバイル バイタルには、アプリケーションのユーザーエクスペリエンスに直接結びつく推奨ベンチマーク範囲が含まれています。メトリクスのスコアが範囲内のどこにあるかを確認し、Search Views With Poor Performance をクリックして検索クエリにフィルターを適用できます。
以下のメトリクスで、モバイルアプリケーションのパフォーマンスに関するインサイトを提供します。
測定項目 | 説明 |
---|---|
遅延レンダリング | スムーズで素早い動作のユーザーエクスペリエンスを確保するには、アプリケーションのフレームレンダリングが 60 Hz 以下である必要があります。 RUM は、 @view.refresh_rate_average および @view.refresh_rate_min ビュー属性を使用して、アプリケーションのディスプレイのフレッシュレートを追跡します。遅延レンダリングで、16 ms または 60 Hz 以上かかっているビューを監視できます。 注: リフレッシュレートは、0~60 fps の範囲で標準化されています。たとえば、120 fps のレンダリングが可能なデバイスでアプリケーションが 100 fps で実行している場合、Datadog のモバイル バイタルで 50 fps と報告されます。 |
フレームのフリーズ | 700ms 以上でレンダリングされるフレームは、アプリケーション上でスタック、または無反応のように見えます。これはフレームのフリーズと分類されます。 RUM は、完了までに 100ms 以上かかったタスク実行時間のある ロングタスク イベントを追跡します。フレームのフリーズで、エンドユーザーにフリーズしているように表示される(レンダリングに 700ms 以上かかっている)ビューを監視し、アプリケーション内の動作の遅れを排除できます。 |
アプリケーションの無反応 | アプリケーションの UI スレッドが 5 秒以上ブロックされると、Application Not Responding (ANR) エラーがトリガーされます。アプリケーションが前景にある場合、システムによりユーザーにモーダルダイアログが表示され、アプリケーションの強制終了が可能になります。RUM では、ANR の発生を追跡し、ANR が起きた場合にメインスレッドをブロックするスタックトレースの全体をキャプチャします。 |
バージョン別クラッシュフリーセッション | 通常、未処理の例外またはシグナルが原因であるアプリケーションの予期せぬ終了により、アプリケーションのクラッシュが報告されます。アプリケーションにおいて、クラッシュのないユーザーセッションはユーザーエクスペリエンスと全体的な満足度に直接的につながります。 RUM では、完全なクラッシュレポートを追跡し、追跡レポートで経時的な傾向を把握できます。 クラッシュフリーセッションで、業界基準の速度を維持し、Google Play ストアでアプリケーションを高位置にランク入りさせることが可能になります。 |
毎秒の CPU ティック | CPU の高使用量は、ユーザーのデバイスのバッテリーの持ちに影響します。 RUM で、セッション中の各ビューの毎秒の CPU ティックおよび CPU 使用量を追跡できます。推奨範囲は良好で 40 以下、普通で <60 以下です。 |
メモリ使用状況 | メモリの高使用量は OutOfMemoryError につながり、アプリケーションのクラッシュ、ひいてはユーザーエクスペリエンスの低下の原因になり得ます。 RUM で、セッション中の各ビューにおけるアプリケーションの物理的なメモリ使用量をバイトで追跡できます。推奨範囲は良好で <200MB 以下、普通で <400MB 以下です。 |
お役に立つドキュメント、リンクや記事: