Product Analytics で UTM キャンペーンを監視する方法

概要

Urchin Tracking Module (UTM) トラッキングは、特定のキャンペーンのパフォーマンスを追跡し、訪問者がどのように Web サイトに到達したかの属性パスを特定するために URL に追加できるパラメーターです。このガイドでは、Datadog Product Analytics が収集する UTM パラメーターの種類と、Product Analytics を使用してその使用を監視する方法について説明します。

データ収集

UTM キャンペーンは Product Analytics の ビューイベントに関連付けられます。キャンペーンデータはブラウザ SDK によって自動的に収集され、Analytics エクスプローラーでファセットとして表示できます。Datadog が収集する UTM パラメーターは、以下のように定義できます。

フィールドタイプ説明
view.url_query.utm_source文字列トラフィックのソースを追跡する URL のパラメーター。
view.url_query.utm_medium文字列トラフィックの発信元チャンネルを追跡する URL のパラメーター。
view.url_query.utm_campaign文字列そのビューに関連付けられた特定のマーケティングキャンペーンを識別する URL のパラメーター。
view.url_query.utm_content文字列マーケティングキャンペーン内でユーザーがクリックした特定の要素を特定する URL 内のパラメーター。
view.url_query.utm_term文字列ユーザーが特定のキャンペーンをトリガーするために検索したキーワードを追跡する URL のパラメーター。

ユースケース

ユーザーがどのようにサイトに到達したかを特定する

ユーザーがどのようにサイトに到達したかを測定するには、’@view.url_query.utm_medium’ ファセットを使用できます。このファセットは、ソーシャル、オーガニック、検索、Google キャンペーン、あるいはウェビナーのような特定のイベントなど、様々な媒体を表示します。異なる媒体から Web サイトにアクセスしたユーザーのセッションリプレイを観察し、様々なグループ間で顕著なパターンが発生しているかどうかを観察することができます。

特定のキャンペーンが他のキャンペーンよりトラフィックが多いかどうかを追跡する

特定のキャンペーンページに対するすべてのビューのスクリーンショット

上記のクエリと同様に、キャンペーンが実行されているランディングページなどのページビューをすべて集計できます。これにより、特定のページへの訪問数が多いかどうかを把握し、そのページに広告費を増やすべきかを判断するのに役立ちます。

国別に UTM ソースを分析する

国別の UTM ソースのスクリーンショット

この例では、広告とオーガニックトラフィックの比較のように、キャンペーンの異なるソースを追跡することができます。さらに、国によって視聴パターンが変わるかどうかを把握するために、地理などのレイヤーを追加することもできます。

その他の参考資料

お役に立つドキュメント、リンクや記事: