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DNS モニタリングにより提供される DNS サーバーのパフォーマンス概要を把握することで、サーバー側およびクライアント側の DNS に関する問題を確認できます。フローレベルの DNS メトリクスを収集、表示するこのページを使用して、以下を確認できます。
ホスト上を含め、Agent の最新バージョンを使用している場合、DNS モニタリングのメトリクスは、Linux OS の場合は Agent v7.23 以降、Windows Server の場合は v7.28 以降のシステムプローブにより自動的に収集されます。インストールすると、デフォルトでネットワークパフォーマンスモニタリング製品の ‘DNS’ タブにアクセス可能になります。他の操作は必要ありません。
Helm で Kubernetes を使用している場合、DNS モニタリングを有効にするには values.yaml で collectDNSStats:
を true
に設定する必要があります。
ネットワークパフォーマンスモニタリングをご希望の場合は、NPM セットアップ手順をご覧ください。
ページ上部のソースおよび宛先検索バーを使用して、DNS リクエストを作成するクライアント (ソース)、および DNS リクエストに応答する DNS サーバー (宛先) の間の依存関係を問い合わせます。宛先ポートは自動的に DNS ポート 53 に限定され、依存関係の検索結果がすべてこの形式 (クライアント → DNS サーバー) に一致するようになります。
検索を特定のクライアントに絞るには、ソース検索バーでタグを使用して DNS トラフィックにフィルターをかけ集計します。デフォルトのビューでは、ソースに service
タグが使用されています。したがって、表の各行は DNS サーバーへ DNS リクエストを作成しているサービスを表しています。
検索を特定の DNS サーバーに絞るには、宛先検索バーでタグを使用します。宛先の表示を構成するには、Group by のドロップダウンメニューで以下のオプションの 1 つを選択します。
dns_server
: DNS リクエストを受信するサーバー。このタグには、pod_name
または task_name
と同じ値が与えられています。上記タブが使用できない場合は、host_name
を使用します。host
: DNS サーバーのホスト名。service
: DNS サーバーで実行中のサービス。IP
: DNS サーバーの IP。この例は、本番環境のアベイラビリティーゾーンのポッドから、DNS リクエストを受信するホストへのすべてのフローを示しています。
DNS メトリクスはグラフと関連する表を用いて表示されます。
注: デフォルトの収集インターバルは 5 分で、保存期間は 7 日です。
次の DNS メトリクスを使用できます。
メトリクス | 説明 |
---|---|
DNS requests | クライアントで作成された DNS リクエストの数。 |
DNS requests / second | クライアントにより作成された DNS リクエストの速度。 |
DNS response time | クライアントからのリクエストへの DNS サーバーによる平均応答時間。 |
Timeouts | クライアントからの DNS リクエストのタイムアウト回数(DNS の全応答に対するパーセンテージとして表示)。 |
Errors | DNS エラーコードを生成した、クライアントからのリクエスト数(DNS の全応答に対するパーセンテージとして表示)。 |
SERVFAIL | SERVFAIL コード(DNS サーバーの応答失敗)を生成した、クライアントからのリクエスト数(DNS の全応答に対するパーセンテージとして表示)。 |
NXDOMAIN | NXDOMAIN コード(ドメイン名の存在なし)を生成した、クライアントからのリクエスト数(DNS の全応答に対するパーセンテージとして表示)。 |
OTHER | NXDOMAIN または SERVFAILDNS 以外のエラーコードを生成した、クライアントからのリクエスト数(DNS の全応答に対するパーセンテージとして表示)。 |
Failures | クライアントからの DNS リクエストにおけるすべてのタイムアウトとエラーの総数(DNS の全応答に対するパーセンテージとして表示)。 |
ネットワークテーブルには、クエリで定義された各 ソース と 宛先 の依存関係別に、上記メトリクスの詳細が表示されます。
表の右上にある Customize ボタンを使い、表中の列を構成します。
Filter Traffic オプションで、ビュー内のトラフィックの詳細を表示できます。
サイドパネルでは、DNS サーバーの依存関係のデバッグに役立つコンテキストテレメトリを確認できます。Flows、Logs、Traces、Processes タブを使用して、DNS サーバーの受信リクエストや応答時間、失敗率の数値が高い原因が次であるかどうかを判別します。