ブラウザとモバイルのエラーの追跡

概要

エラートラッキングは、ブラウザやモバイルの Datadog SDK から収集されたエラーを処理します。スタックトレースを含むエラーが収集されると、エラー追跡はそれを処理し、類似したエラーのグループ化である_問題_の下にグループ化します。

ログのエラーに不可欠な属性は、ログの error.stack にあるスタックトレースです。もし、スタックトレースを Datadog に送信しているが、error.stack にない場合、ジェネリックログリマッパーをセットアップして、スタックトレースを Datadog の正しい属性にリマップすることが可能です。

クラッシュレポートは Error Tracking に表示されます。

セットアップ

Datadog ブラウザ SDK をまだセットアップしていない場合は、アプリ内セットアップ手順に従うか、ブラウザログの設定ドキュメントをご覧ください。

  1. Logs Browser SDK の最新版をダウンロードしてください。エラー追跡には、少なくとも v4.36.0 が必要です。

  2. SDK の初期化の際に、アプリケーションの versionenvservice を構成します。例えば、NPM で

    import { datadogLogs } from '@datadog/browser-logs'
    
    datadogLogs.init({
      clientToken: '<DATADOG_CLIENT_TOKEN>',
      site: '<DATADOG_SITE>',
      service: '<MY_SERVICE>',
      env: '<MY_ENV>',
      forwardErrorsToLogs: true,
      sessionSampleRate: 100,
    })
    
  3. キャッチした例外を自分でログに残すには、オプションのエラーパラメーターを使用することができます。

    try {
      throw new Error('wrong behavior');
    } catch(err) {
      datadogLogs.logger.error("an error occurred", {usr: {id: 123}}, err);
    }
    

: エラー追跡は、Error のインスタンスであるエラーのみを考慮します。

Datadog Android SDK をまだセットアップしていない場合は、アプリ内セットアップ手順に従うか、Android ログの設定ドキュメントをご覧ください。

  1. Datadog Android SDK for Logs の最新版をダウンロードします。

  2. SDK の初期化の際に、アプリケーションの versionenvservice を構成します。

  3. キャッチした例外を自分でログに残すには、オプションで以下を使用できます。

    try {
      doSomething();
    } catch (IOException e) {
      logger.e("an exception occurred", e);
    }
    

Datadog iOS SDK をまだセットアップしていない場合は、アプリ内セットアップ手順に従うか、iOS ログの設定ドキュメントをご覧ください。

  1. Datadog iOS SDK for Logs の最新版をダウンロードします。

  2. SDK の初期化の際に、アプリケーションの versionenvservice を構成します。

  3. キャッチした例外を自分でログに残すには、オプションで以下を使用できます。

    do {
      // ...
    } catch {
      logger.error("an exception occurred", error)
    }
    

その他の参考資料