概要

Terraform を使用すると、Datadog リソースを作成し、プログラムで管理することができます。このガイドでは、Terraform を使い始めるための概要を説明し、特定のユースケースに対応した Terraform リソースやチュートリアルへのリンクも掲載しています。

セットアップ

  1. まだの場合は、Terraform をインストールします。
  2. Terraform のコンフィギュレーションファイルがまだない場合は、Terraform のメインドキュメントの構成セクションを読み、ディレクトリとコンフィギュレーションファイルを作成します。
  3. Datadog Provider の構成があるディレクトリから、terraform init を実行します。

リソース

クラウドインテグレーション

AWS インテグレーションリソースAzure インテグレーションリソースGoogle Cloud Project インテグレーションリソースは、それぞれ AWSAzureGoogle Cloud からデータを Datadog アカウントに素早く流し込む接続設定をすることができます。AWS インテグレーションを使用している場合、関連する IAM ロールや権限と一緒にインテグレーションを設定する例については、AWS と Terraform のインテグレーションガイドを参照してください。

アラート設定

Datadog アカウントに流れるデータで、予期せぬ変化や異常な動作について通知を受けるために、Datadog モニターによるアラートを実装します。モニターの作成と管理にはモニターリソースを、モニターの JSON 定義には モニター JSON リソースを使用します。Live Process モニターを作成する monitor.tf ファイルの例については、Terraform のメインドキュメントのモニターを作成するのセクションを参照してください。

アカウントの管理

チームや組織が大きくなっても、Terraform を使って Datadog をニーズに合わせて拡張することができます。ユーザーリソースでユーザーを作成し、ロールリソースでカスタマイズされた権限セットを割り当てます。また、API キーリソースアプリケーションキーリソースでアカウントの API キーとアプリケーションキーを作成および管理し、子組織のリソース子組織を追加することも可能です。

ダッシュボード

データをさらに分析したり、オーディエンスのために表示したりするには、Datadog ダッシュボードを作成します。Terraform はこのためにダッシュボードリソースを提供しますが、ダッシュボード JSON リソースを使用して JSON 定義でダッシュボードを作成することができます。また、制限付きロールを構成することで、ダッシュボードの編集を制限することができます。

Webhook

Webhook を使って、Datadog アカウントのデータに応じて、独自のサービスにカスタム API リクエストとペイロードを送信することができます。これにより、サービスにアラートを出したり、インフラストラクチャーで自動化されたアクションを開始したりすることができます。Terraform の Webhook リソースを使用して、Terraform で Webhook を作成および管理します。

Terraform でさらに上を目指す

Datadog Agent を搭載した Kubernetes アプリケーションの例や Synthetic テストの作成など、Terraform による Datadog の実装と管理の詳しいウォークスルーは、Terraform Datadog Provider のチュートリアルをご覧ください。

その他の参考資料

お役に立つドキュメント、リンクや記事: