このページでは、Oracle による Database Monitoring のセットアップおよび使用に関する一般的な問題と、その解決方法について詳しく説明します。Datadog では、Agent のバージョンリリースにより内容が変更となる可能性があるため、最新の安定した Agent バージョンを使用し、最新のセットアップドキュメントに従っていただくことをお勧めします。

一般的な問題

“Connection refused” エラー

Agent が動作しているマシン上で次のいずれかのコマンドを実行し、Agent と監視対象のデータベース間の接続可否を確認してから、表示されたエラー内容を調査します:

• nc -v <DB_SERVER> <PORT>
• curl <DB_SERVER>:<PORT>
• telnet <DB_SERVER> <PORT>

そのインスタンスに対して oracle 設定ファイルで構成されている <DB_SERVER> と <PORT> の値を、正確に指定することが重要です。

例として telnet コマンドを使う場合、正しく構成された接続では次のような出力が得られます。

Trying <DB_SERVER_IP_ADDRESS>...
Connected to <DB_SERVER_NAME>.
Escape character is '^]'.

カスタム クエリが正しく動作しない

お使いのホスティングタイプの推奨 Agent バージョンがインストールされていることを確認します。

実行計画取得クエリの実行に数秒かかる

お使いのホスティングタイプの推奨 Agent バージョンがインストールされていることを確認します。

PGA メモリまたは一時表領域のリークが発生する

お使いのホスティングタイプの推奨 Agent バージョンがインストールされていることを確認します。

agent.log に “Table or view does not exist” エラーが記録されている

利用しているホスティング タイプに対応した セットアップ手順 の Grant permissions ステップに記載されている権限付与文を実行してください。

Oracle DB ホスト名が報告されない

Datadog Agent は、V$INSTANCE に対して SQL コマンドを実行することで Oracle DB のホスト名を検出します。 Oracle DB が HOST_NAME カラムに対して null を返す場合、Datadog Agent は Oracle DB ホスト名を空値として報告します。この挙動は Oracle Autonomous Database で確認されています。 このような場合は、conf.yaml ファイル内の reported_hostname を設定することを Datadog は推奨しています。