単位のオーバーライドで視覚化をカスタマイズする

概要

視覚化の単位オーバーライド機能により、データのラベル表示をカスタマイズできます。このガイドでは、単位オーバーライドの構成オプションと、それらがグラフの分析にどのように役立つかを説明します。

: このガイドの多くの例では Table ウィジェットを使用していますが、単位オーバーライドはこのウィジェットに限定されません。

組織レベルで単位を設定するには、以下のドキュメントを参照してください。


構成

Notebook や Dashboard ウィジェットで、セルまたはウィジェットのグラフエディタを見つけます。Notebook の場合は、More Options をクリックし、Dashboard の場合は Graph your data セクションを見つけます。

Change ウィジェットの Graph your data セクションにある Unit override オプション

単位とスケールの割り当ての仕組み

単位が検出されると、Datadog はデータの大きさに応じて最も読みやすい単位スケールを自動的に選択します。例えば、ソースデータがナノ秒の場合、ウィジェットは数百万ナノ秒の代わりに、分や秒で読みやすい値を表示できます。

Autoscale unit が有効になっている単位オーバーライド構成とともに、分と秒にスケールされた値を表示する Table ウィジェット

単位オーバーライドを使用すると、値を比較するために単一の固定スケールを選択できます。以下の例では、すべての値が minutes にスケールするように構成されています。これは、同じスケールで値を直接比較するためです。

Autoscale unit が無効になっている単位オーバーライド構成とともに、すべての値が分にスケールされた Table ウィジェット

カスタム単位の割り当て

カスタム単位をウィジェットに割り当てて、(カウントなどの) 単位のないメトリクスにコンテキストを追加します。

カスタム単位を割り当てるための Unit ドロップダウンメニューをハイライトした単位オーバーライド構成

単位リストに含まれていない、完全にカスタムな単位を定義します。一般的なイベントのカウントではなく、10,000 件のテストや 100 件のセッションを表示していることを指定できます。これにより、分析しているデータの内容が即座に理解できるようになります。

: 単位ファミリーが認識されないため、カスタム単位では自動スケーリングは利用できません。

参考資料