ダッシュボードで SLO 履歴データをグラフ化する

SLO データソースは公開ベータ版です。この機能は、メトリクスベースの SLO にのみ対応しています。

概要

ダッシュボードでメトリクスベースの SLO をグラフ化して、15 か月間のトレンドを追跡できます。また、ダッシュボードの定期レポート機能を活用して、主要な関係者にビジュアルレポートを自動配信することもできます。

コンフィギュレーション

グラフエディターの構成で SLO のデータタイプが選択され、メジャーとして良好イベントが選択されている画像

まずは、ダッシュボードのウィジェットトレイから標準的な視覚化タイプの 1 つを選択し、クエリのドロップダウンメニューで SLOs をデータソースとして選択します。

Measure パラメーターについては下の表を参照し、各メジャーで視覚化される情報の詳細を確認してください。

Display パラメーターでは、SLO で既に構成されているグループを使ってクエリを分類できます。

: SLO ステータスの修正は、スカラーウィジェットにのみ適用されます。

メジャー / ウィジェット種別時系列ウィジェットスカラーウィジェット
良好イベント指定した期間内に発生した良好なイベントを視覚化し、表示間隔ごとに、当該期間における良好なイベントの合計数を表示します。表示間隔は指定した期間の長さによって決まります。指定した期間内に発生した全グループにおける良好なイベントの合計。
不良イベント指定した期間内に発生した不良イベントを視覚化し、表示間隔ごとに、当該期間における不良イベントの合計数を表示します。表示間隔は指定した期間の長さによって決まります。指定した期間内に発生した全グループにおける不良イベントの合計。
SLO ステータス表示間隔ごとに、当該期間中に発生した良好イベントの数をイベント総数で割って SLO ステータスが算出されます。指定した期間内に発生した良好イベントの合計数をイベント総数で除算。
エラーバジェットの残り表示間隔ごとに、当該期間におけるエラーバジェットの残りを表示します。エラーバジェットの計算には、プライマリ期間のターゲットが使用されます。指定した期間の終了時点でのエラーバジェットの残り。
バーンレート表示間隔ごとに、当該期間におけるバーンレートを表示します。バーンレートは、観察されたエラー率を理想的なエラー率で割って算出します。指定した期間全体でのバーンレート。
エラーバジェットバーンダウンエラーバジェットバーンダウンは、エラーバジェットの消化状況、すなわちサービスでいつ不良イベントが発生したかをグラフ化します。グラフは、指定期間の開始時点におけるエラーバジェット残り 100% の状態から始まり、(最初の表示期間内に不良イベントが発生しない限り) 単調に減少します。エラーバジェットバーンダウンは、時系列でのみ利用可能です。