概要
Cloudcraft では、クラウドインフラストラクチャーを可視化するための 2 つのダイアグラム形式 (ライブとスナップショット) を提供しています。このドキュメントでは、それぞれの主な違いと、効果的な使用方法を説明します。
ライブダイアグラム
ライブダイアグラムは、AWS または Azure インフラストラクチャーをリアルタイムで表現します。主な特徴は以下のとおりです。
- 自動更新: インフラストラクチャーに変更がある場合、アクセス時にダイアグラムが反映します。
- リアルタイムの正確性: クラウドインフラストラクチャーの最新状態が常に反映されます。
- ライブフィルタリング: フィルターを適用して、特定のコンポーネントやサービスに注目できます。
スナップショットダイアグラム
スナップショットダイアグラムは、インフラストラクチャーを静的に表示し、視覚的な目的に合わせて変更できる形式です。主な特徴は以下のとおりです。
- レイアウトの編集可能: コンポーネントを移動したり、ダイアグラムのデザインを調整できます。
- カスタム要素の追加: Design タブからコンポーネントを追加できます。
- 静的な表現: インフラストラクチャーの変更内容が自動的に反映されることはありません。
主な違い
更新の仕組み
- ライブダイアグラム: アクセス時に自動更新され、AWS または Azure インフラストラクチャーの変更を反映します。
- スナップショットダイアグラム: 静的に保持され、自動更新されません。
編集機能
- ライブダイアグラム: フィルタリングやコンポーネントのグルーピングなど、編集機能は限定的です。
- スナップショットダイアグラム: レイアウトやデザインを自由に編集できます。
ダイアグラム形式の切り替え
- ライブからスナップショットへ: ライブダイアグラムを変更 (例: コンポーネントの移動や追加) すると、自動的にスナップショットモードに切り替わります。
- スナップショットからライブへ: ライブモードに戻すと、スナップショットモードで行った変更はすべて破棄されます。
ライブ / スナップショットダイアグラムの使用方法
- まずはライブダイアグラムでインフラストラクチャーの正確かつ最新の状態を確認します。詳細は より良いダイアグラムの作成: Cloudcraft のライブ ダイアグラムとフィルタリングをご覧ください。
- レイアウトやデザイン、コンポーネントを変更すると、自動的にスナップショット モードに切り替わります。
- スナップショット モードでは、必要に応じてレイアウトやデザインを自由に調整できます。
- 最新のインフラストラクチャー情報を反映するには、ダイアグラムの右上にあるモードのドロップダウンからライブ モードに戻します。ただし、この操作を行うと、スナップショットモードで行った変更内容はすべて削除されます。
- スナップショットモードからライブ モードに切り替えるたびに、Cloudcraft はバージョン管理システムに新しいバージョンを作成します。必要に応じて以前のバージョンに戻すことが可能です。
ライブダイアグラムとスナップショットダイアグラムの違いを理解することで、Cloudcraft でクラウドインフラストラクチャーを効率的に可視化および管理できます。