クラウドインスタンスに Datadog Agent をインストールした方がよいのはなぜですか

Datadog Agent は、ホストで実行されるソフトウェアです。ホストからイベントとメトリクスを収集し、Datadog に送信します。ここで、モニタリングとパフォーマンスのデータを分析できます。Datadog Agent はオープンソースです。ソースコードは、GitHub の DataDog/datadog-agent から入手できます。

AWS、Azure、Google Cloud、その他のクラウドベースのメトリクスプロバイダーを使用している場合、インスタンスに Datadog Agent をインストールすると、いくつかのメリットがあります。以下はその例です。

  • より高い解像度 (粒度) - クラウドプロバイダーは、5~25 分ごとにホストを外部からサンプリングして監視します。さらに、AWS は API を介して 1 分単位のメトリクスを提供します。Datadog はすべてのメトリクスを 1 秒間隔で保存しているため、AWS のメトリクスは後処理の段階で 60 秒間隔に平均化されます。ホストのパフォーマンスをよりきめ細かく把握するために、Datadog Agent は 15 秒ごとにパフォーマンス統計を収集し、ホスト内部で何が起きているかをより詳細に可視化します。

    Agent vs AWS CloudWatch
  • 公開メトリクス - Datadog は、デフォルトで 50 以上のメトリクスを有効にしています。Datadog のアプリケーション固有のインテグレーションにより、さらに多くのメトリクスを追加することが可能です。

  • インテグレーション - 800 件を超えるインテグレーションにより、Datadog Agent の機能はネイティブなメトリクスの枠を超えて拡張されます。

  • サービス全体でのタグの一貫性: Agent レベルで適用したタグは、Agent が報告するすべてのメトリクス、ログ、およびトレースに付与されます。

  • DogStatsD によるカスタムメトリクス - Datadog Agent があれば、内蔵の StatsD クライアントを使用してアプリケーションからカスタムメトリクスを送信し、アプリケーション、ユーザー、システムで発生していることを関連付けることができます。

  • カスタム Agent チェック - さらに高度なカスタマイズを行うには、カスタム Agent チェックを実装して独自のシステムやアプリケーションからメトリクスやその他のデータを収集し、Datadog に送信します。

  • アプリケーションログ: Datadog Agent は、クラウド VM やコンテナ上でローカルに生成されるアプリケーションログを収集して転送します。そのため、クラウドプロバイダーのインテグレーション経由で転送する必要はありません。これらのログには、Agent レベルのタグも適用されます。

  • Application Performance Monitoring (APM) - Agent を介して収集されたトレースにより、アプリケーションを包括的に可視化できます。これにより、エンドツーエンドのサービスパフォーマンスを把握し、潜在的なボトルネックを特定するのに役立ちます。

その他の参考資料

お役に立つドキュメント、リンクや記事: