Datadog Agent は、タグを作成し、ラベルまたは環境変数に基づいてコンテナが発行するすべてのメトリクス、トレース、ログに割り当てることができます。
ホスト上で Agent をバイナリとして実行している場合は、Agent タブの手順を使用してタグ抽出を構成します。Agent をコンテナとして実行している場合は、コンテナ化された Agent タブの手順でタグ抽出を構成します。
Datadog では、コンテナ化環境のベストプラクティスとして、タグを付ける際に統合サービスタグ付けを使用することをおすすめしています。統合サービスタグ付けは、env
、service
、version
の 3 つの標準タグを使用して Datadog テレメトリーと結合します。ご使用環境で統合タグ付けを構成する方法に関する詳細は、統合サービスタグ付けドキュメントをご参照ください。
Agent v6.0 以降、Agent は特定のコンテナのラベルを収集し、それらをタグとして使用して、このコンテナが発行するすべてのデータにアタッチできます。
特定の Docker ラベル <ラベル名>
を抽出し、Datadog 内のタグキー <タグキー>
として変換するには、次の環境変数を Datadog Agent に追加します。
DD_DOCKER_LABELS_AS_TAGS='{"<ラベル名>": "<タグキー>"}'
たとえば、次のように設定できます。
DD_DOCKER_LABELS_AS_TAGS='{"com.docker.compose.service":"service_name"}'
注: <ラベル名>
は、大文字と小文字を区別しません。つまり、foo
と FOO
のラベルを使用していて、DD_DOCKER_LABELS_AS_TAGS='{"foo": "bar"}'
を設定すると、foo
および FOO
の両方が bar
にマッピングされます。
特定の Docker ラベル <ラベル名>
を抽出し、Datadog 内のタグキー <タグキー>
として変換するには、Agent datadog.yaml
構成ファイルに次の構成ブロックを追加します。
docker_labels_as_tags:
<ラベル名>: <タグキー>
たとえば、次のように設定できます。
docker_labels_as_tags:
com.docker.compose.service: service_name
Agent v7.20 以降では、コンテナ化された Agent は Docker ラベルからタグを自動検出できます。このプロセスにより、Agent は、Agent の datadog.yaml
ファイルを変更することなく、コンテナによって発行されたすべてのデータにカスタムタグを関連付けることができます。
タグは次の形式で追加する必要があります。
com.datadoghq.ad.tags: '["<TAG_KEY_1>:<TAG_VALUE_1>", "<TAG_KEY_2>:<TAG_VALUE_2>"]'
Agent v6.0 以降、Agent は特定のコンテナの環境変数を収集し、それらをタグとして使用して、このコンテナが発行するすべてのデータにアタッチできます。
特定の Docker 環境変数 <環境変数名>
を抽出し、Datadog 内のタグキー <タグキー>
として変換するには、次の環境変数を Datadog Agent に追加します。
DD_DOCKER_ENV_AS_TAGS='{"<環境変数名>": "<タグキー>"}'
たとえば、次のように設定できます。
DD_DOCKER_ENV_AS_TAGS='{"ENVIRONMENT":"env"}'
特定の Docker 環境変数 <環境変数名>
を抽出し、Datadog 内のタグキー <タグキー>
として変換するには、[Agent datadog.yaml
構成ファイル][1]に次の構成ブロックを追加します。
docker_env_as_tags:
<環境変数>: <タグキー>
たとえば、次のように設定できます。
docker_env_as_tags:
ENVIRONMENT: env
お役に立つドキュメント、リンクや記事: