貴社で Datadog の可観測性プラットフォームを導入・活用する準備が整った際には、この Datadog 管理者ガイドをご利用ください。本ガイドは、Datadog を最大限に活用して基盤となるインフラストラクチャー、サポートサービス、およびアプリケーションの健全性とパフォーマンスに関する可視性を確保するうえで役立ちます。また、エンタープライズ規模での設計・インストール・運用に関する提案を行い、ニーズに合った Datadog 環境の構築を支援します。メインのドキュメントを補完する位置付けとして、本ガイドはベストプラクティスやガイダンス、事例を示し、ワークロードやインストール要件に適した本番環境の構築をお手伝いします。
本ガイドに従って組織の規模拡大に合わせて Datadog をインストールすれば、ハードウェア更新、OS パッチ適用、サーバー更新、クラスター再バランスなどの煩雑な作業に悩まされることなく、効率的にインストールを管理できます。これにより、以下のような完全可観測性システムの利点に集中することが可能になります。
- クラウドおよびインフラストラクチャー運用コストの削減
- インシデントの重大度、発生頻度、および平均解決時間 (MTTR) の短縮
- スタック全体にわたる可観測性およびセキュリティデータの収集・処理・相関分析による一元管理
- Datadog 上でのアクションを自動化・実行し、スタック全体から得られる可観測性データに基づく包括的なコンテキストを確保
本ガイドの利点
本ガイドでは、Datadog の基本概念を示すとともに、データモデルの分断、非構造的なユーザーグループ化、ガバナンス不足による無秩序な利用、価値を十分に引き出せない状態といった一般的な問題を防ぐための手順を提示します。
ガイドの使い方
このガイドは 3 つのセクションで構成されており、それぞれが重要な概念や計画、タスク、および Datadog を効果的に運用・管理するための枠組みを提供します。
- Plan (計画): Datadog で重要となる要素を理解し、ナレッジベースを構築、実践的な経験を積み、インストール計画を立案し、可観測性プラットフォームの構成においてベストプラクティスを適用します。
- Build (構築): 必要なインストール対象を把握し、詳細なロールアウト計画を策定することで、ニーズに最適な Datadog 環境を構築します。
- Run (運用): Datadog を保守・運用し、その機能を最大限に活用しながら、継続的なサポート体制を確立します。
次のステップ
本ガイドを通じて、ナレッジベースを活用し、製品を試し、インストール設計を行うことで、Datadog から得られる価値を最大化する方法を習得できます。Datadog 管理者ガイドを使い始めるには、まずはじめにページをご覧ください。ここでは、Datadog サポートとの連携方法、無料の Datadog トレーニングコースへの登録方法、そしてテスト環境の構築方法を学べます。
その他の参考資料